「2010ユーキャン新語・流行語大賞」が12月1日に発表されて「ゲゲゲの~」が年間大賞に選ばれた。お笑い芸人からもWコロンのフレーズ「ととのいました」がTOP10入りしている。
ところがこれまでに流行語大賞でTOP10に入ったギャグを持つ芸人は翌年に人気が下降するというジンクスがあるのだ。Wコロンはどう考えているのだろうか?
2010年の流行語大賞でTOP10に入ったのは他には「いい質問ですねぇ」、「イクメン」、「AKB48」、「女子会」、「脱小沢」、「食べるラー油」、「~なう」、「無縁社会」だった。
12月5日に放送された「アッコにおまかせ!」では番組の準レギュラーでもあるWコロンに、入賞について直撃インタビューした様子を紹介した。
実は、大賞でTOP10入りした芸人は人気が落ちると言われている。
実際に見てみると過去10年でTOP10入りしたギャグは「なんでだろう~」(テツandトモ)、「って言うじゃない・・○○斬り!・・残念」(波田陽区)、「フォーー!」(レイザーラモンHG)、「そんなの関係ねぇ」(小島よしお)、「グ~!」(エド・はるみ)というように、確かにその後鳴かず飛ばずの芸人が多いことが分かる。
果たしてWコロンはそれについてどう思っているのだろうか? 番組スタッフが尋ねるとねづっちは「小島よしおくんに聞いてみた」とTOP10経験者の芸人にアドバイスをもらったことを明かしたのだ。
小島よしおは「なるようにしかならないです」とキッパリ答えてくれたという。これといった打つ手は無いようだ。
そこで、スタッフはねづっちに「来年消えないように大賞となった『ゲゲゲの~』でなぞかけを」と依頼してみた。相方、木曽さんちゅうの「ついで感がいっぱいやな~」というボヤキを聞きつつ、ねづっちはしばし考えていた。
「ととのいました!」とねづっちが披露したのは「ゲゲゲの~とかけまして・・・大自然の植物とときます!」(そのこころは)「どちらもしげるでしょう」というものだった。
それをスタジオで聞いていた和田アキ子らは「うまい!」と感心すると「来年もいけるんじゃない」とWコロンのネタに手ごたえを感じていたのだ。
Wコロンの場合はねづっちの『なぞかけ』が重要な部分であり「ととのいました!」は掛け声でしかない。
過去にTOP10入りした芸人のギャグの多くは、その言葉自体が重要な『オチ』となっていた点とその点が違うのだ。Wコロンの場合は『なぞかけ』のウマさを磨けば人気も保てるはずだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)