お笑い芸人・Wコロンのねづっちによる「即興なぞかけ」はその名の通り、お題から答えを出すまでの時間が非常に短いのが特徴であり驚きなのである。12月25日の『所さんの目がテン!』(日本テレビ系)では、ねづっちがどんな状況でも短時間で答えることが出来るのかを実験してみた。
まずは“聴覚”を刺激してみる。大音量(電車が通っている高架下ぐらい)をヘッドホンで聴きながら、なぞかけを三問してみた。問題を聞いてから答えるまでの時間は、通常と同じくらいの平均3秒くらいである。
次に気温が-30℃の冷凍倉庫内での、なぞかけ。いつもの赤いタータンチェック柄の上着姿でやらされたので、とても寒そうだ。寒さで脳全体の活動が低下するため、やはり平均11秒を超えて答えるのが遅くなっていた。
ところで普通の人が“なぞかけ”をする場合、左脳(言語を司る)だけ動くのが脳波の検査でわかった。
一方ねづっちは、左脳はもちろん右脳(映像や音声的イメージを担う)も活発に動かし両方がフル回転。その結果、答えを出すのが非常に早いのではないかと推測された。
試しに「Hなビデオを見ながら」「高さ約40mのビルの屋上で、下を見ながら」なぞかけをしたところ、両方とも答えるのに平均14秒近くかかってしまった。おまけに、まったくキレのない内容のなぞかけになっていた。“視覚”が刺激されて右脳がそちらに、反応したのだ。
ねづっち本人は、冷凍倉庫でのロケが一番きつかったらしい。-30℃の気温では“なぞかけ”でなくても、口が回らなくなる。「最初から、脳波を調べてくれれば良いのに。」と珍しく文句を言っていた、ねづっちだった。
(TechinsightJapan編集部 みやび)