市川海老蔵が殴打事件後12月7日に開いた記者会見で「あの日の自分に言葉をかけるとしたら?」と質問されていた。状況はまったく違うのだがサッカー選手の三浦知良(43)もテレビ番組で似たような質問を受けたのである。2人とも意外な答えを返していたのが印象的だった。
12月12日放送のテレビ「アッコにおまかせ!」では12月7日に行われた海老蔵の記者会見の模様が紹介された。報道関係者はおよそ500人にも上り、会見時間は異例の1時間30分超となり終始緊迫した状態だったという。その中で記者から前述の「あの日の自分に言葉をかけるとしたら?」といった質問があったのだ。
海老蔵はそれに対して「出かけるのをやめなさい」と言いたいと答え、張り詰めた会場に一瞬『クス笑いが起きた』のだった。
その後12月12日のテレビ「真相報道バンキシャ!」の中でキングカズこと三浦知良選手(横浜FC)がクローズアップされた。彼は12月4日の大分戦で見事なミドルシュートを決めて自身の最年長得点記録(43歳7か月)を43歳9か月8日に更新している。
番組は今も尚、現役サッカー選手を続けるカズの秘密を探るために本人に直撃取材したのである。スタッフはカズが20歳の時の等身大写真パネルを持ち、43歳の三浦知良本人に対面させると「この頃の自分に何か言うとすれば?」と海老蔵の会見のような質問を投げかけたのだ。
「うーん」と少し考えた三浦知良は「注意しますね!」と写真の自分を指差し「キミ! 少し違うんじゃナイ!」と言った。彼は「今の自分から見てもそう言いたいくらいに『トンガッテ』ましたね」とその真意を語った。
三浦知良が今もサッカーを続けるのは『ブラジルでのプロ時代が原点になっている』と話したことから、番組スタッフは一路ブラジルへと向かった。カズは17歳で単身ブラジルへサッカー留学してやがてプロへ進んでいる。驚くべきは今でもカズの写真を見せると市民らが「カズーッ!」と微笑みながら集まってくるのだ。それほどブラジルでも愛されるサッカー選手だったのである。
また、日本で彼と同時代にプレーしてきた都並敏史は「数秒もムダにせずにストレッチをしていた」という。そしてカズ自身も「ストレッチを続けてきたから今もプレーできるんだろう」と話していた。
横浜FCでは平均年齢26歳という選手達の先頭に立ってトレーニングをこなすカズだが「常に先頭に立つことでモチベーションを維持できる」とその訳を語った。
「関節や筋肉が辛くなって練習できなくなればサッカーをやめるだろう」と彼は言うが逆に「それまではサッカーをやり続ける」と決意を表していた。
ブラジルの2チームから声がかかっているカズは「来期も横浜FCでプレーする」との気持ちを番組スタッフへ明かしている。
話はキングカズのことになったが、前に戻ると海老蔵の会見での「あの日の自分に言うとしたら?」という質問が流行るのでは?と「アッコにおまかせ!」では睨んでいるのだ。
早速、番組ではこの夏の猛暑で畑仕事中に熱中症で倒れたタレントの所ジョージに「あの時の自分に言うとしたら?」とインタビューしてみた。所ジョージは「『畑に出かけるのをやめなさい』と言うね」と答えたのだった。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)