結婚69年の91歳夫婦、9日違いで旅立つ「夫の最期、妻は手を握って離さず」…
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バラエティ番組に登場してその名を広く知られる事となった戦場カメラマンの渡部陽一氏(38)は、これまでに130か国以上の紛争地域を訪れている。
彼は命を落としかけた事もあったとテレビでも明かしている。辛い戦場から疲れた羽を休める為に日本へ戻った彼は、戦場以上の辛い思いをした事があるというのだ。
渡部陽一氏は明治学院大学時代にアフリカコンゴ民主共和国に旅行した際、ルワンダ紛争に巻き込まれて命がけの体験をする。
それがきっかけとなり戦場カメラマンを目指すのだが、当初は資金も無く全財産をつぎこんで取材を続けていた時期もあるのだ。
11月12日放送の「笑っていいとも!」に登場した渡部氏は、戦場カメラマンとして駆け出しの頃の辛い思い出を明かした。
彼は1年間のうちおよそ半分は海外の紛争地域などに取材に出かけている。そのため日本から2か月や3か月間離れる事も多いのだ。
ある時、渡部氏は紛争地域での取材を終えて自宅に戻って驚いた。彼は「電気もガスも水もとまっていました」とその時の事をゆったりとした口調で話したのである。
しかし話の中にその時の怒りとやるせなさが込められていた。「灯りもつかないので真っ暗なままで『戦場のテントの小さな灯りの方がまだましだ』と思いました」と淡々と語った。
彼は、3か月間海外へ出ていたので電気代などを滞納してしまったのだ。まさか悲惨な紛争地域を取材して一息つこうと戻った日本でそんな状況が待っていようとは。渡部氏もその時ばかりは、かなりショックを受けたようである。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)