リゾート地として有名なタイのパタヤで、12歳の少年を買春した80歳のスイス人の男が逮捕された。

この2人が手を繋いで歩いているのを見て怪しいと感じた警察は彼らを追跡し、ホテルに入って行くのを確認した。
その後、先にホテルから出て来た少年を問いただしたところ、男が少年に金を払いオーラルセックスを求めたことが明らかとなった。
そして男がホテルから出てくるのを待ち、逮捕に到った。

この男はスイスで磁気療法を行うセラピストとして活躍しており、特にアルコール依存症や異常な食欲、極度の緊張感といった精神的な問題を治療できると自負していたという。

タイでは目覚ましい経済発展の一方で大きな貧富の差は未だ存在している。そのため非常に多くの年端もいかない少年少女達が、貧しさ故にセックス産業に足を踏み入れざるを得ない状況であるという。
そして、そうした少年少女への買春目的でタイまでやって来る欧米人男性も、残念ながら少なからず存在している。

だが最近では、タイ政府が買春目的の外国人観光客に対する取り締まりの強化を掲げているため、警察による監視が大変厳しくなっている。
今回の事件は、そうした厳しい監視の結果発覚した一例と言えるであろう。
（TechinsightJapan編集部　椎名智深）