赤ちゃんポストに託された女児、扉を開けた消防士が“運命”を感じて養子に(米…
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子供は何をするかわからないというのは本当だ。1人の児童が幼稚園に睡眠薬を持ってきて、おやつの飴の感覚で、みんなに配り、その薬を飲んだ子供達が病院に緊急搬送されるという信じ難い事件がパリで起こった。
薬を服用した3歳から5歳の13人の幼稚園生達は、直後具合が悪くなり、緊急入院。吐き気とめまいを訴えていたが、命に別状はないということで、保護者達は胸をなで下ろしている。たとえ、本人に悪気がなくても、睡眠薬を大量服用した子供がいたら死亡していたかもしれない。考えただけでも恐ろしい。
「薬は子供の手の届かない所に保管する」は当然のことである。そして薬とは本来、症状に合わせて規定量を飲むことで初めて作用が期待できるものである。一体どうやって、保護者の目を盗んで、この子供が大人用の睡眠薬を幼稚園に持参することができたのか謎である。
フランスの幼稚園は基本的に、大人の目が届きやすいように子供10人から15人に対して先生1人というのが主流になっており、事件は先生が目を離した隙に起こった出来事なのか、それともこの児童が友達に配っている所を目撃しておきながら、先生も飴と思い、その場で追及しなかったのかも疑問に残る。
子供の世界で起こった事件だが、これは大人の「大丈夫だろう」という油断が引き起こした出来事とも言える。今回の事件をきっかけに、大人が周囲の子供達のためにもっと薬や危険物に慎重になるよう、心がけなければならないだろう。
(TechinsightJapan編集部 福山葉月)