今やバラエティ番組に引っ張りだこの“おネエ系”芸能人。9月20日の『やりすぎコージー』(テレビ東京)ではクリス松村やはるな愛、前田健、楽しんごら“おネエ芸人”だらけの特集だった。生々しいディープな内容ばかりで聞くに耐えないモノもあったが、クリス松村の恋愛話はおネエならではの悲恋漂うものだった。
クリス松村が同性愛に目覚めたのは、俳優の故・田宮二郎と握手をしたのがきっかけであるという。
田宮の子どもと小5のクリスが、小学校で同じ学習院初等科に通っていた頃のことである。ある保護者参観の日、田宮二郎が学校に現れたのだ。校門の外で大勢の父兄や児童に囲まれたのだが、その時クリスも田宮二郎に握手をして頭を撫でて貰ったのだ。この日から「背が高い」「大きな手」「白いシャツ」の男の人にときめく様になってしまったらしい。
それから“愛する男”のためにひたすら尽くす日々のクリス。
大学生時代、付き合っていた彼氏に手料理を食べてもらうのが喜びだった。彼とどうしても“夫婦(めおと)茶碗”でご飯を食べたかったので、猫の模様の入った“世界でひとつ”しか無いオリジナルの物を用意した。だがその後、彼が浮気をして破局。
しばらくしてクリスにも、別の彼氏ができた。また手料理を振る舞おうと、新しい彼氏の部屋に遊びに行って食器棚を開けたとき、見覚えのある猫の模様が目に入った。別れた彼の元に置いてきた、“世界でひとつ”しか無い夫婦茶碗だったのだ。直感的に、「別れた彼氏の浮気相手は、コイツだわ。」と思ったというクリス。怒りがこみ上げてきたが理由を言わず、速攻で別れたという。
記者としては、せめて「夫婦茶碗がどうしてここにあるのか」くらい問えば良かったのにと思うが、クリスは口調に似合わず激情型なのかもしれない。別の番組でミッツ・マングローブが、「私たちの世界は狭いので、友人の恋人が自分の別れた人だったとかは、よくある話。」と語っていた。
更に相手選びが大変そうなのが、前田健だ。好みの男性は、同性愛者では無い人だという。だから中学生の時初めて男の子に告白したが断られ、それから現在までほとんど恋愛は成就したことが無いという。前田の話だけ、もの悲しくて笑えない。
(TechinsightJapan編集部 みやび)