Wコロン・ねづっちの「整いました!」で始まる即興なぞかけがますます広がりを見せている。テレビ番組でハロー!プロジェクトからデビューしたアイドルグループまでもが、ねづっち風なぞかけを披露していたほどだ。今年に入ってブレイクしたそんなWコロンは、触れにくい話題だが当然ギャラもアップしているようだ。
ハロー!プロジェクトからつんく♂のプロデュースでデビューした「スマイレージ」は13歳から16歳の女の子4人のグループである。少し前になるがメンバーの1人前田憂佳がテレビ「ダウンタウンDX」でいきなり挙手して「はい! 整いマエダ!」と言い出した。これは「整いました!」を応用した彼女のギャグなのだが、浜田雅功が気分を害してつばを吐いたような出来だったので内容は伏せておく。
そんな女の子達でさえ使おうとするほどWコロンのギャグは広まっているのだ。彼らのギャラもかなり上がっているに違いない。
9月16日の同番組にそのWコロンが出演して地元浅草でギャラがアップしたことを明かしたのである。
Wコロンは浅草で漫才協会に所属している。この協会はあのナイツが所属することでも知られるが、現会長は漫才師の青空球児が務め、第1期漫才ブームで人気のあった、おぼん・こぼんも会員である。
彼らは浅草演芸ホールなどの演芸場で漫才をやると1ステージで1人につき協会で決められた額のギャラが払われるのだ。Wコロンの話によると若手の頃は音響や照明など準備も手伝わなければならず大変だという。しかもその頃のギャラは1ステージで1人500円である。
「そんなことを7年間続けてようやくギャラがアップしました」と彼らが明かした現在のギャラは1人につき1,500円だという。それを聞いて驚いたのは共演者たちだった。予想していた金額より桁が少ないではないか。
参考までに浅草演芸ホールの通常時の入場料を紹介しておくと、大人2,500円、学生2,000円、小人1,100円となっている。(浅草演芸ホールHPより)
入場者は曜日や季節でバラつきもあるだろうが、それにしてもギャラが1ステージ1人1,500円では辛いのではないか。
もっとも、Wコロンはプロデューサーハウス『あ・うん』にも所属しており、こちらからの報酬はもっと上がっているだろう。
年末が近づいて「流行語大賞」の話題が出始めると「整いました!」は候補に挙がるのではないだろうか。もし大賞となればWコロンの勢いはまだまだ続きそうだ。そうなると、浅草でのギャラももう少し上がるかもしれない。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)