ドラマ「GOLD」もいよいよ佳境に入るが、エンディングに流れる「Wildflower」が感動を増幅させてくれる。なによりSuperfly(志帆)のパワフルな歌声が心に響くのだが、その歌詞にも胸を打つものがある。
この楽曲「Wildflower」は9月にリリースされるやいなや、CD(オリコン)、PC(iTunes)、モバイル(レコチョク)で1位を記録する大ヒットとなっている。
9月3日の「ミュージックステーション」に出演したSuperflyは同曲を披露してくれたが、その際に歌詞に込められた思いを話した。
「Wildflower」の作詞はSuperflyの越智志帆が書いたもので、曲は旧メンバーの多保孝一によるものだ。
志帆は故郷、愛媛で兼業農家を営む父親からよく聞かされた内容をこの歌詞に込めたという。
父はお米をはじめ、トマトなどの野菜やみかんを作っているのだが、米作りを例に出してよく彼女に話してくれた。それは「米は試練を与えてやることが必要」というもので普段は水田に水がたっぷりと張られているのだが、ある時はその水を抜いて土が乾いてヒビが入る状態にしてやるのだ。そうすると「稲は水を求めてより根を張ろうとする」というのである。
父はこの話で娘に『人生も辛いことがあってこそ成長する』ことを伝えようしたのである。そして志帆はその教えを歌に込めるまでに成長したのだ。
「Wildflower」の歌詞を聴くとすぐに志帆の気持ちが伝わってくる。ぜひ、注意して聴いてみていただきたい。
志帆の父はシャイな性格らしいのだが、その顔は志帆にそっくりだという。彼女は「私が角刈りにしたら父の顔」とそれを表現していた。想像するとなかなか面白いのである。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)