出産と聞けば一体どのようなイメージが湧くだろうか。「痛い」「苦しい」「鼻からスイカが出るような激痛」などなど、陣痛に対する恐怖が浮かぶのがほとんどだろう。しかしそんな陣痛の際、恐ろしい程の睡魔に襲われ、痛さなどあまり記憶になかったと言う女優がいたのだ。
それは現在3歳の女の子の母でもある櫻井淳子である。
彼女がそんな出産エピソードを語ったのは「ライオンのごきげんよう」(フジ系)であるが、なぜそんなに眠かったのだろう。
櫻井は2003年に結婚、2007年8月に女児を出産している。彼女が語ったのはその際のエピソードである。
出産のイメージは櫻井自身も「痛い」「怖い」と母親学級などで言われていたことから、若干の恐怖もあったと語る。また自分の母からも「あなたは大きかったから大変だった。」という話を聞かされていたので、出産の大変さを覚悟していた。しかし、いざ陣痛になるとそんなものは無かったのだ。そのとき櫻井はどうしても中華料理が食べたくなり陣痛に耐えながら「あんかけ焼きそば」を平らげ、いったん自宅に戻ってから病院に向かったと言う。かなりの満腹な状態で出産に臨んだ櫻井であったが、とにかく分娩台では「痛い」というより「眠い」ということが記憶に残っていると言う。また出産の際、クラシックミュージックがかかっていたこともあり、さらに眠気に加速がかかった。そして無事出産し、まだ目を開いていない状態でおっぱいを探す赤ちゃんの姿を見てとても愛おしくなったそうだ。そして、「眠気が強く、痛いというイメージが全くない出産」だったと語った。小堺一機などには「薬(麻酔)などの眠気ではなくて?」と訊かれたが、そういうものではないと櫻井は言う。
出産に関しては人それぞれ様々なエピソードがある。陣痛が全く辛くなかったという人もいれば、死ぬほど辛かったという人もいる。しかし不思議なもので、どんな辛い陣痛を経験しながらも何故か二人目、三人目と子供が欲しくなってしまう。親の“子供への想い”には、どんな辛さをも忘れさせてくれる、愛おしさが常に存在しているのだ。
(TechinsightJapan編集部 うずらの珠子)