「イカ天」や「ボキャ天」世代には、懐かしい企画だったのが9月12日放送の『クイズ☆タレント名鑑』(TBS)。クイズ形式で、“現在も、芸能活動をしている”歌手やお笑い芸人を当てるというもの。クイズの回答者として出演していたお笑い芸人達も、実際にゲストとして本人が出てくると大喜びだった。
ロックバンドの「カブキロックス」。
その名が表す通り歌舞伎をモチーフとしたメイクと衣装で、『お江戸-O・EDO-』がヒットしたバンドである。沢田研二の『TOKIO』を江戸時代風の歌詞にアレンジした曲と言えば、思い出す方も多いだろう。奇抜な衣装が話題になることが多かったが、演奏はレベルが高いと評判だった。現在もバンド活動をしているが、デビュー当時からのメンバーはボーカルの氏神だけである。今は主に、カラオケで営業をしているという。「ロックバンドでは、(カラオケで営業は)拙者だけだろう。」と、苦笑していた。
そしてミュージシャンの「王様」。
昔と変わらず髭をたくわえ、白タイツにトランプのキングのような王様の衣装は昔と変わらない。だが本人は、もう50歳だという。王様といえば約15年前、洋楽の英語詞を直訳して原曲に乗せて歌った曲がヒットしたのだ。現在も毎年アルバムを発表し、ライブ活動をしている。
昨年の秋からコンビ名を「JINRUI(じんるい)」に改めて活動を再開した、元「松本ハウス」。
電波少年などでも大人気だったお笑いコンビだが、加賀谷の病気療養を理由に約10年間活動を中断していた。加賀谷は今も坊主頭のピタピタの白シャツ姿で、老けた感じもしない。あの「かがやでぇ~す!!」の自己紹介も健在だった。今年は所属事務所も変わり心機一転、頑張ってくれるに違いない。
回答者として出演していたのは現在、売れっ子といわれる芸人達だ。かつて、脚光を浴びたゲストが歩んできた厳しい現実を目の当たりにして、何か思うところはあったのだろうか。
(TechinsightJapan編集部 みやび)