8月31日放送の「『ぷっ』すま」にKinKi Kidsの堂本光一が登場し、企画「私のツボ たとえ亭!!」に参加した。しかし、やはり光一は「王子様」なのだ。そう痛感せずにはいられない光一王子の仰天シーンがお茶の間に流れてしまった。
堂本光一といえば言わずと知れた“車好き”で、特にF1への造詣が深いことで知られている。
しかしこの日の放送ではその情熱が裏目にでてしまったようだ。たとえばオタクと呼ばれている人と会話すると、その人の専門性が高すぎたり、あまりに熱心に話をしてくるので聞き手としては戸惑うことがある。それと同じことがスタジオでも起きてしまった。
「私のツボ たとえ亭!!」はゲストの趣味とその魅力をプレゼンテーション式に発表し、解答者はそれを別のものに例えて共感度を競う企画である。堂本光一のテーマは当然F1となり、その魅力を「0.1秒を感じながら生きる」ドライバーの生きざまやマシンに込められた技術を例にとって熱っぽく説明。F1ではカーブを速く走るために、あえて上から押さえつける力(ダウンフォース)をかけてマシンを安定させる、という空気抵抗の話にいたっては40分間にもおよび、出演者をうならせた。
また彼の関心は科学的な方面にむいているらしく、その後に続いた菊川怜のコンクリートの話題でも多大な興味を示していた。
だが“問題”は東貴博のときに起きた。東は浅草六区にある、浅草ゆかりの芸人を紹介する看板にまつわるエピソードを紹介した。この看板には東の父、東八郎のほか浅草が輩出した偉大な芸人たちが紹介されているが、一枚だけ白いまま予約済みとなった看板がある。そこにはあの北野武が入る予定なのだが、北野は生前に看板にのることを断っているというなかなか興味深い話が披露された。ところがあろうことか、光一はそれまでの熱心な様子から態度が一変、まったく関心がないのか終始俯きっぱなしとなり、本番中にも関わらずうつらうつらと船をこぎはじめてしまったのだ。
マイペースで自分の興味のない分野には冷淡なこの態度、まさに王子的。あの堂本光一だからこそ許される行動なのだが、それにしても常識では考えられない行動に出演者はア然となった。
(TechinsightJapan編集部 KAZUKI)