これはお笑い芸人のアンジャッシュが9月6日放送の「ライオンのごきげんよう」で明かしたエピソードである。アンジャッシュ児嶋に思わぬ悲劇をもたらしたものは、人力舎に所属する芸人たちをテーマにした“パチンコ”だった。
そもそもこのパチンコはアンジャッシュのほかアンタッチャブル、おぎやはぎなど複数のコンビが集まって結成されたユニット「ビジトジ」を題材に制作されたものだ。
アンジャッシュの二人は実際にパチンコ台が置かれる店舗に赴いて営業活動を行った。そこでアンジャッシュ児嶋が小さな不幸に見舞われた。
まだ自分たちの登場する台について詳細を知らなかったアンジャッシュは、時間よりも早く店舗を訪れた。二人がパチンコを楽しんでいるお客さんたちを見回ってストーリーなどを観察していると、店員が意味深な様子で児嶋に紙きれを手渡した。もしかすると特別に玉がよく出る台を教えてくれたのかと期待してその紙をみると、それは“アンジャッシュと握手できる券”であった。店員は児嶋に気がつかなかったのだ。
それだけでもショックな出来事だが、さらに追い打ちをかけるような出来事が起きた。実は、新しく制作されたパチンコには当たりが二種類あり、渡部が登場するものがいわゆる確変大当たり、児嶋が通常の当たりだったのだ。店内には「渡部こい! 渡部こい! ……児嶋かーい!」と、児嶋が出ると悲しい悲鳴が響いていたのだという。
確かにアンジャッシュの二人を比較すると、渡部はイケメンとして数々のランキングにランクインしているのに比べ、児嶋は表情に影があり喋りも苦手と、どこか景気の悪そうなイメージだ。メーカーもそのあたりを考慮したのかもしれない。だがパチンコが好きな児嶋は自分で打ってみても「自分を応援できなかった」と実に悲しげな表情をみせた。パチンコ好きとしては嬉しくないかもしれないが、しかしそれも芸人としてのキャラクターが立っているからこそ。ファンは温かく見守ってくれているだろう。
(TechinsightJapan編集部 KAZUKI)