美のカリスマと呼ばれるメイクアップアーティストでタレントのIKKOは心は女性だが体は男性である。普段はテレビに登場するほどはメイクしていないが所作はやはり女性なのだ。そのIKKOが駅のエスカレーターで惨事に巻き込まれそうになったことが分かった。
IKKOが今年の3月頃に都内品川駅で遭遇した出来事を目撃した視聴者からの情報がテレビ「ダウンタウンDX」に寄せられた。
その内容によると、エスカレーターに乗っていたIKKOの前に立っていた女性がバランスをくずしてキャリーバッグと共にIKKOの方へ倒れてきた。IKKOはそれを体を張って受け止めながら「ちょっと助けて!!」と叫んだが、その声は男性の野太い声。例えると『オッサンの声』だったという。
この内容を受けてIKKOは続きを自ら話した。
自分も一緒に倒れては大変なことになると判断したIKKOはミニスカートの脚を大股開きにして女性を支えたのである。
その時、ほぼ同時に女性の前に立っていたおばあさんも倒れてきたのだ。おばあさんを見ると頭がエスカレーターに着く状態で倒れている。このままでは髪の毛が巻き込まれるかもしれない。そう思ったIKKOは自分に倒れ掛かっている女性の背中を力いっぱい『バチン』と平手で叩くと「しっかりするのよ! あんた!」と気合を入れた。
しかし彼女は放心状態でまったく動けないのである。IKKOが焦っているとようやく事態に気づいた男性が緊急ボタンを押してエスカレーターを止めてくれたのだ。IKKOが体を張って2人の女性を支えたおかげで、将棋倒しになり大事故となるのを防いだのである。
大変な思いをしたが無事に済んで、ホッとしたIKKOが歩いているとすれ違う人々がチラチラと自分を見ているではないか。先ほどの出来事を通行人が知るはずもない。ふと気がつくとミニスカートがお腹のあたりまでズリ上がっていてパンツが丸見えだったのである。
散々な思いをしたIKKOだったが、ふだんから気力が充実している彼女の力がなければこの日、本当に大事故が起きていたかもしれない。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)