エンタがビタミン

writer : techinsight

【エンタがビタミン♪】初めて覚えた言葉は「これが現実」。“絶対に笑わない”ドランクドラゴン鈴木の息子。

ドランクドラゴンの鈴木拓は、相方の塚地に比べて仕事が少ないことや自身の存在感のなさを自虐的に語るが、天然ボケでもあり、どこか危機感の欠落を思わせるマイペースな男である。そんな鈴木には6歳になる幼稚園児の息子がいる。それがまた鈴木にそっくりな冷めきった子供なのだという。

息子に関するエピソードは鈴木のブログ「相方に捨てられるその前に…」でも時折り語られるが、9月16日放送の「ごきげんよう」(フジテレビ系)でも明かされた。

鈴木が息子の幼稚園の参観日に初めて行った時のことである。そこには遠足に行ったことや家族で出かけたことなど、その年に印象に残った思い出を園児たちがそれぞれ思い思いに描いた絵が飾られていた。
自分の息子の絵が気になって見てみた鈴木だが、線が引かれてあったりするだけで何を描いているのかわからないものだった。絵の下にあった文字には「コンビニにいったこと」と書かれていたという。ちゃんと動物園などにも連れていったらしいのだが、息子はコンビニに行ったことが一番の思い出だったようだ。
しかし息子はただ考えるのが面倒だったのではないかと鈴木は話した。それほど鈴木の息子は冷めきった現実主義の子供だというのだ。

外で遊んでいても早く帰りたがり、まず全然笑わないらしい。家で笑う練習をさせたこともあるという。鈴木は芸人だが息子を笑わせるのが一番無理だと話す。どこに行きたいかと聞くと、涼しいという理由で「銀行」と答え、初めに覚えて喋った言葉は、「これが現実だ」だというから驚きである。現実的な発言は鈴木がしょっちゅう言っていた影響があるようで、奥さんも「あんたに似たんだ」と嘆いていたという。

息子が一番テンションが上がっているように見受けられるのが、風呂に入っている時らしい。おそらく浮力で体が楽になるからじゃないかと鈴木は考察する。水に入ると必ず死んだマネをするのだそうだ。体を水に預けてゆったりとできるお風呂の空間が好きなようである。銀行に風呂に、6歳児のお気に入りスポットとしてはかなり渋いが、独特の感性と達観したようなマイペースぶりはやはり父親譲りなのかもしれない。

「ドランクドラゴンの塚地じゃない方」としての印象が強い鈴木だが、近年はライブ・バラエティ「潜在異色」で精力的な姿を見せ、「アメトーーク!」(テレビ朝日系)でもメインで取り上げられるなど、独自の立ち位置で脚光を浴びている。その鈴木のキャラクターを6歳にしてしっかりと受け継いでいる息子のポテンシャルは末恐ろしくもあり、微笑ましくもある。
(TechinsightJapan編集部 和田一蔵)