エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】「なんでOLやってるの? 」。アンジェラ・アキがデビューのきっかけとなったOL時代を明かす。

歌手のアンジェラ・アキは今年でデビュー5周年となる。9月8日にリリースしたニューアルバム「LIFE」には英語のオリジナル曲も含まれており、彼女の掲げる目標でもあるグラミー賞への布石ともいえる一枚だ。そんなアンジェラ・アキも米国でのOL時代には歌手になる事を迷っていた頃もあったというのだ。

アルバム「LIFE」には米国のベテラン歌手ジャニス・イアンと共作した「Every Woman’s Song」も収録されている。ジャニスは彼女にとって憧れの歌手でありインディーズ時代からの知り合いでもあるのだ。
グラミー賞の受賞経験もあるジャニスとの共作を歌う事は「グラミー賞を取るのが夢」と語る彼女にとって意義は大きい。

そんなアンジェラ・アキも米国ワシントンD.C.で大学生からOL時代を送った頃は歌手への憧れはもちながらも具体的に動けない時期があったのだ。
9月13日放送のラジオ番組「ニチイ Everyday Thanks」に出演したアンジェラ・アキが当時のエピソードを話した。

アンジェラ・アキは大学卒業後、歌手を目指してクラブなどでピアノの弾き語りをして、昼間はOLとして働いていた。クラブのお客相手なので自分のオリジナル曲をメインに弾くわけにもいかなかった。エアロスミス、ボン・ジョヴィ、メタリカなどのリクエストに応えながら合間にオリジナル曲を演奏したりしていたのだ。

ある日、彼女は職場の上司のボブさんから「ライブやってるんだって? 今度観に行くよ」と声をかけられた。ボブさんは「一緒にコールドプレイ(英国のバンド)を聴こうよ」とコミュニケーションをとってくれるようなフレンドリーな上司である。
ライブを聴いてくれたボブさんは後日アンジェラに「なんでOLやってるんだ。あんな顔の君を見たのは初めてだよ」と言った。そして「本当に音楽をやりたいなら自分にかけてみろ(Take a chance on you!)」と言ってくれたのだ。

その言葉がアンジェラに決断させたのである。彼女はOLを辞めると歌手デビューに向かって本格的に動き出したのだ。ボブさんはその方法までも教えてくれた。「短期(1年)、中期(3年)、長期(5年から10年)で計画をたてろ」という事だった。
そのやり方を参考にして、アンジェラ・アキは今の位置にやってきたのである。きっと彼女の長期の目標は「グラミー賞」なのだろう。

ボブさんは後日来日してアンジェラと感動の再会を果たしたという。「素敵な再会ができました」とアンジェラは嬉しそうに話した。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)