赤ちゃんポストに託された女児、扉を開けた消防士が“運命”を感じて養子に(米…
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幸薄い役をやらせたら、今や右に出るものはいない、木村多江。そう言われるのが光栄だと微笑む彼女だが、実はその“薄幸の役者人生”を予感させる出来事が、小学校1年生の時に起こっていたのだ。
それは習っていたクラシックバレエの、初舞台での話である。
楽しみにしていた木村に与えられた役は、“瀕死の白鳥”だった。当時小学1年生だった彼女は“瀕死”の意味がわからず、何となくヨタヨタと踊っていたらバレエの先生にこっぴどく怒られたそうだ。
「初めての発表会で、死にそうな白鳥の役なんてねぇ…。」と笑う木村。薄幸人生は、ここから始まったのか。
二十歳を過ぎ女優としてデビューしても、すぐには売れなかった。
奥二重の目が地味な印象を与えるからなのか、「整形したら?」と所属会社の社長やマネージャーに勧められたそうだ。しかし当時、生活費を稼ぐため俳優業の他にアルバイトをしていた彼女に、整形する金銭的余裕は無かった。その代わり、目の使い方やしぐさを色々研究し、工夫したと語る木村多江。彼女の憂いを含んだ色っぽい表情は、こうした努力の賜物かもしれない。
8月18日放送の『ズームイン!!SUPER』(日本テレビ系)のインタビューに答えた木村多江は、上品で笑顔を絶やさずハキハキと質問に答える、ステキな女性だった。8月28日公開予定の映画『東京島』では生命力あふれる、たくましい女性の役に挑戦している。彼女自身が「なぜ、(主役が)私なのか。」と戸惑ったくらい、今までの役柄と違う。どのように彼女が演じているのか、楽しみである。
(TechinsightJapan編集部 みやび)