いまや「ロンドンハーツ」(テレビ朝日系)の看板企画となった「格付け」シリーズ。いつもは、司会を務めるロンドンブーツ1号2号の二人だが、ついに彼ら自身が格付けをされる日がやってきてしまった。しかも、格付けをするのは狩野英孝。なんという屈辱か? この「お笑い下克上」の一部始終をお伝えしたい。
“コト”の発端は罰ゲームだった。
8月24日に放送された「ショーバト!」(日本テレビ系)にロンブーチームとして出演した狩野は「スベリ芸人対決」でチュートリアルチームのザブングルに敗れてしまう。その狩野に罰ゲームとして科されたのが「MC4人と自分を狩野が面白いと思う順に並べる」というものだった。
狩野が真っ先に一番面白いと思う位置に立たせたのは福田だった。次に亮を並べたと思うとその間に淳を入れる。最後に一番つまらないと思う端に立たされたのは徳井だった。これには客席からも「えー」という声が上がる。
結果は面白い順に「福田→淳→亮→徳井」となった。この結果に徳井は「お前ずっと俺のことオモロないと思ってたん!?」と狩野に詰め寄り、淳も「俺がどんだけお前に力注いでるのか分かってんのか!?」と絶叫した。これに対し狩野は「ちょっとした差ですから。皆さん自分の力を信じて下さい」と絶妙なまでの“上から目線”で応じたのだ。
「さびれた石をどれだけ俺が磨いてきたと思ってるんだ」と狩野を「ロンハー」などでフューチャーし、かわいがってきた自負のある淳は納得のいかない様子だった。
それをよそに狩野自身はちゃっかり亮の下、徳井より上の位置に立ったのである。これには徳井も半ば何かを諦めた様子で、狩野よりつまらない相方でごめんなと自嘲気味に福田に謝っていた。ちなみに1位の福田は狩野いわく「狩野のことをよく分かってる」らしい。
なんとも都合のいい順位のようだが、もっとも誰を面白いと思うかは人それぞれである。しかしこれで普段司会として格付けを見守る立場のロンブーも、格付けされる側の気持ちが少し分かったのではないだろうか。
(TechinsightJapan編集部 和田一蔵)