最近“野菜作り”に励んでいる芸能人を、テレビでよく見かける。ベランダ菜園から、畑を借りて本格的に始める人まで様々だが、皆に共通するのが穏やかな表情になっているということだ。かつて“魔王”と呼ばれた杉田かおるだが、今は野菜に魅せられて月に何回か畑に出ている。8月18日の『ワイド！スクランブル』（テレビ朝日系）でインタビューに答える彼女は、悪魔の魔法がとけたような優しい笑みを浮かべていた。

1年半前まで、身長157cm体重61kgという体型だった杉田かおる。ある番組の企画でダイエットすることになり、彼女自身も栄養学を勉強した。すると今まで殆ど口にしていなかった野菜が、どれだけ栄養分が豊富で重要な食べ物なのかと理解したという。とれたての野菜を食べる機会を増やしたくて、今は1年間の野菜作りの講座に参加して月に数回は畑で作業している。土をいじり自然にふれ合う生活は、杉田の感情を安定させ気持ちが優しくなったという。今までは何でも社会や人のせいにして、牙を剥いて戦ってきたという彼女。それは「無意味だった」と気付き、何の解決もしないということが分かったと話す。野菜中心の食生活を送るようになって、体重も51kgに落ち着き心身共に健康な生活になったようだ。

驚いたのはダイエットを始めてから1年間で、800万円くらい食費が減ったというのだ。毎晩浴びるように酒を飲み、外食ばかりの生活だったという杉田かおる。そのままの生活を続けていたなら、肥満の心配より健康面で破綻を来していただろう。肌もキレイになり、これからの女優業にも好影響のはずだ。だがバラエティ番組での“毒舌キャラ”は、もう卒業かもしれない。
（TechinsightJapan編集部　みやび）