エンタがビタミン

writer : techinsight

【エンタがビタミン♪】タモリも「いっそ解散すれば? 」。受難続く南海キャンディーズ。

南海キャンディーズと言えば、ボキャブラリーの多さで先輩芸人たちにも認められた山ちゃんこと山里亮太、そして今や女優としても大活躍のしずちゃんこと山崎静代の二人で結成されたコンビである。天性のドMキャラである山ちゃんの受難についてはよく知られたところであるが、しずちゃんもまた悲惨な目に合っていたことを「笑っていいとも!」で告白した。

8月13日の金曜日、そんな不吉な日に「テレフォンショッキング」に登場したのは南海キャンディーズだ。しずちゃんはともかくとして、山ちゃんにはぴったりの日であろう。そんな山ちゃんが、最近の悲惨な体験を告白した。
それは南海キャンディーズとフルーツポンチが合同でサイン会を催したときのことだ。

フルポン村上は欠席で、お客さんはしずちゃん、山ちゃん、フルポン亘という順番で握手をすることになっていた。しずちゃんと握手をして盛り上がっていた女性が、山ちゃんのところにきて遠慮がちに握手を求めてきたので、山ちゃんがぐっと力をこめて握りかえしたところ、亘のところで「消毒、消毒」と言っていたのを聞いてしまったそうだ。山ちゃんと握手してしまったので、亘で消毒したい…ということだろう。なんともひどい。ひどいが、ついつい笑わされてしまうエピソードである。それは山ちゃんだからである。

また、京都で舞妓さんの扮装をしたときのこと。もちろん仕事である。外国人観光客が舞妓姿の山ちゃんにカメラを向けながら「すごい“ブス”ですねー」と言っていたそうだ。その写真が海外に「日本の舞妓」として出回ってしまったらどうするんだ、とタモリは笑った。

そしてこの日も受難は続いた。友達紹介の時に彼らが紹介したのはガールズバンドのSCANDALだった。山ちゃんの友達であるというが、タモリや観客に疑われて「ぼくたち友達だよね」と切ない口調で確認する山ちゃん。その言葉に「そう、友達でしたね…いえ、友達です」と一旦過去形にしたものを言いなおしていたSCANDAL。悲しげにうつむく山ちゃん。

山ちゃんの受難続きにかすみがちであるが、しずちゃんも結構ひどい目にあっているのである。ショートカットで大柄なしずちゃんは男に間違われることが多く、正月にサイパンに行ったときには、入国審査でパスポートの性別が違うと疑われて入国拒否をされたそうである。また、銭湯の脱衣所でも男に間違われて驚かれることが多いので、最近では自分から「女」と言いながら入るようにしているとか。

こんな個性的な南海キャンディーズ。彼らも最近では個々の仕事が多く、二人がそろうのは一週間に一度ぐらいであるという。タモリに「いっそ解散すれば」とからかわれていたが、「解散はイヤ、一人だとただの嫌われ者になっちゃう」と怯える山ちゃんが印象的だった。それに、しずちゃんにいじめられる山ちゃんの姿が見られなくなるのは、惜しいことであろう。
(TechinsightJapan編集部 大藪春美)