上地雄輔は新ドラマ「逃亡弁護士」の主演も務めており俳優、タレント、歌手と多忙だ。上地雄輔といえば「クイズヘキサゴンII」でブレイクしたことで知られるが、それ以前にもアノ大物芸人から誘われていたことが分かった。
上地雄輔は横浜高校で野球部に所属し、ご存知のとおりあの松坂大輔の先輩である。いまだに交流があり、この冬も松坂に食事をご馳走したという。野球部では上地が先輩なのでいくら世界の松坂とはいえ、上地が松坂におごるのが筋なのだ。
その彼がまだ15歳の時、横浜高校のグラウンドで野球部の練習をしていた。するとそこであの明石家さんまを見かけたのだ。これは7月6日放送の「笑っていいとも!」の中で彼が回想した事実による。
そのとき明石家さんまはドラマのロケを行っており、女優の手塚理美もいたのでおそらくドラマ「男女7人秋物語」の撮影だったと思われる。野球部にドラマのロケ中は声を出さないで欲しいとスタッフが頼みに来た。声を出さずに練習するのはなかなか辛いものだ。
そんな彼らに撮影が終わったさんまが「悪かったな」と野球部にジュースを差し入れしてくれたのだ。すると上地は1人でジュースのお礼を言いにさんまに会いに行ったのである。「20分~30分は2人で話しました」と言う彼は当時から人懐こいキャラクターだったようだ。そんなところをオモシロイと思ったのだろう。さんまは上地に「お前芸能界に来い」と言ったのである。
野球部でも活躍していた上地雄輔は野球での実力も評価が高く、いくつもの大学から誘われていた。彼自身、子どものころから夢はプロ野球選手だったのである。しかし、彼は野球へと進まずに芸能界への道を選んだ。そのきっかけは明石家さんまとの出会いと「芸能界に来い」の一言だったに違いない。
そして、15歳の時にジュースをおごってもらったさんまに、10年後、すでに芸能界入りしていた上地はジュースをおごり返したのだった。明石家さんまも彼との出会いを覚えていたという。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)