ジャニーズの人気グループ、嵐の松本潤とアミューズの福山雅治。最近話した内容からこの二人に気になる共通点があることが分かった。ともに今まさに人気・実力ともに絶好調にあるはずの二人。しかし、意外にも松本と福山の抱える共通の悩みとは深いものであった。
「嵐のメンバーでショックから立ち直るのが遅いのは?」そんな質問にメンバー全員の答えが一致した。それは松本潤だったのだ。これは7月3日放送のテレビ「王様のブランチ」の特別企画「ひみつの指差し嵐ちゃん」の中の質問で、松本を含めたメンバー5人の意見が一致したのである。
二宮和也によると松本は「最近、俺よくやっちゃうんだよな…」が口ぐせでしかもその事例が並外れて多いのである。「あれがあって…これがあって、それがあって…なんか全然ついてないんだよね最近」と駄目だったことを並べては悔やんでいるらしい。そこから立ち直るのも遅く、例えば4月の放送で特別編「マネキンファイブIN御殿場プレミアム・アウトレット」をやった際にファッションコーディネート対決で投票数12252票のうち、松本はわずか259票で最下位となり惨敗したことがある。彼はこの時のことを未だに「心の傷は深く残っている」と悲しそうな顔で語っていたのだ。このように、いつも何かを悔やんでおり、しかも立ち直りが遅い松本潤。そんな彼とは対照的なのが相葉雅紀だ。彼は「その日のうちにもう(テンション)上がりますからね」と言う。落ち込んでも次の日には持ち越さないのである。
この松本潤の話を聞いて思い出したのが福山雅治が6月頃にラジオ「SUZUKI Talking F.M.」で語った内容である。彼は自分の性格を分析して「一生幸せになれないタイプ」だという。福山と言えば楽曲は出せばヒットしており、大河ドラマ「龍馬伝」の主演を務め、CMにも多数出演している程の人気ぶりだ。そんな彼が「こんなにうまく行ったら、後は下がるだけ」というのである。ここまで人気が出ているのだから「もういいではないか」と思わないでもないが、実は福山はもっと成功したいらしいのだ。彼はそんな自分に対して「湧き上がるような、盛り上がるようなタイプでないと、さらなる成功は無い」と厳しい目を向けるのだった。
松本潤も福山雅治も心の奥底に意外な「ネガティブ」思考が宿っているようだ。二人ともそんな自分を奮い立たせながら今の人気を掴み取ったのだ。あるいは、醒めた目で冷静に自分を見る意味でそれは大切なことなのかも知れない。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)