6月23日にソロベストアルバム「ハラッド」をリリースした原由子。サザンオールスターズのメンバーであり桑田佳祐の妻である彼女が、バンドとの関係や夫との関係を、内村光良との対談で語った。
7月9日放送の「僕らの音楽」では、原由子と内村光良との対談が行われた。ミュージシャンとお笑い芸人という異色の組み合わせの二人だが、実は親交があり「音楽寅さん」のコントでは夫婦役を演じたこともある。内村いわく原にはお笑いの才能があるという。「間の取り方が絶妙」と絶賛した。
そんな原は、内村が所属し出川哲朗が座長をつとめる「劇団SHA.LA.LA.」のファンで、12年ぶりの公演の初日に観劇した。学生時代の同級生で結成した「SHA.LA.LA.」は、「上下関係なしに、フランクなつきあいができる」と内村は言う。サザンも同じように学生時代のサークル活動から始まったので、そんな「SHA.LA.LA.」に「シンパシーを感じる」と原。
原は現在、夫・桑田佳祐作詞作曲の新曲「京都物語」を加えたベストアルバムをリリースしたばかりである。一日限りのソロコンサートも、ゆかりある鎌倉で行われる。決して多くはないが継続的にソロ活動を行っている原に、「ソロ活動のタイミングは」と内村が質問した。原は「基本的にサザンの休止中で、私が抜けても大変じゃないとき。あと、桑田さんにすすめられたとき」と答えた。桑田はタイミングを見計らったように「そろそろどう?」と声をかけてくるそうだ。そんな夫の存在を「同志」と原は表現した。サークル時代からの仲間であり、音楽について色々なことを教えてくれた人であると。夫であり、同志であり、原自身の音楽プロデューサーでもある桑田。愛情と友情と尊敬の念が、二人を支えているのだろう。
今回の「京都物語」の歌唱スタイルについて、桑田から「前川清のように直立不動で、ときどきコブシをまわして」というアドバイスがあったそうだ。しかし、なかなか直立不動は難しく、原がフラフラしてしまうので、途中でダメ出しが入ったとか。そんな「京都物語」のPVで歌う原は、前川清のようにムードたっぷりであったことは言うまでもない。
(TechinsightJapan編集部 大藪春美)