その官能的な歌い方で多くの女性を虜にする玉置浩二。進行中の青田典子との恋愛も気になるところであり、石原真理子とのスキャンダルもまた記憶に新しい。かたや元・一世風靡セピアとして音楽活動を行い、役者としては数々のVシネマや「ゼブラーマン」などの映画に出演している哀川翔。そんな二人がそれぞれの恋愛や結婚についてを語る、オトナの男たちのボーイズトークが展開された。
玉置浩二と哀川翔。“恋多き男”で軟派なイメージの玉置に、“男気あふれる兄貴キャラ”で硬派なイメージの哀川である。
一見すると水と油のような二人だが、実はなんでも話せる間柄だという。互いに一世風靡セピアと安全地帯として歌番組で共演したときは話をしたこともなかったのだが、哀川の妻が玉置の友人であることもあって、昨年25年ぶりに再会してからいい友人になったそうだ。
そんな二人が、7月2日放送の「僕らの音楽」でトークを展開した。まさに熟しきったオトナの男たちが並んだ画面からは、濃厚なオーラが漂ってくるようだった。
玉置と言えば、進行中の青田典子との恋愛を含め、過去にもたくさんのスキャンダルがあった“恋多き男”だけに、恋愛話は欠かせない。哀川がそのあたりを追及すると、意外と音楽に明け暮れるストイックな生活であると玉置は答えた。
ぼほ一年中、レコーディングやライブといった音楽活動に明け暮れているという玉置。だから女性と知り合う機会は少ないのだが、その代わり知りあうとすぐに恋をして、“深い仲”になるらしい。少ない機会を有効に活かし、攻めまくるのだろうか。その辺が、さすがは玉置浩二という感じである。
そんな玉置の恋愛生活を「遠洋漁業みたいだね」と、哀川が笑う。そして「うまくいかなくなるのはどうして」という哀川の質問に、「好き同士でいても、考え方や生き方が合わないとダメになってしまう」と答える玉置。自分の考えに反論されると、すぐに腹が立ってしまうという。そんな話を聞くと今の恋が心配になってしまうが、青田との仲は大丈夫なのだろうか。「まじめすぎる。もっと雑でいいよ」と哀川も思わずエールを送った。
一方の哀川の夫婦円満の秘訣は、思っていることは全てぶつけあうことだと言う。妻が社長でもあるだけに、仕事も家庭でも一緒の二人である。意見が合わないことも多いが、そういうときは激しい喧嘩をするという。
「仲直りの秘訣は?」と尋ねる玉置に、「何もない、寝れば直る」と、ちょっと意味深に答えた哀川。腹にためずに喧嘩してスッキリ、まさにヤンキー気質といったところか。
アーティスト気質の玉置と、ヤンキー気質の哀川。対照的な二人なのに意外と馬が合っている様子がよくわかった。トークの内容は当たり障りのないものであったが、濃いオトナの男たちを見ているだけで視聴者をお腹いっぱいにさせる30分間だった。
(TechinsightJapan編集部 大藪春美)