エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】「ブサイク顔に甘えるな」。“格差コンビ”バナナマンの明暗。

独特なコントで人気のお笑いコンビ「バナナマン」。実は、業界で最も近い位置から彼らを見ているのが女子アナなのだ。そんな女子アナたちが彼らに芸人としてのランキングを付けたのだが…。

バナナマンといえば、“貴乃花の子ども時代”、“トド”などの顔芸を持つ日村勇紀と、設楽統がネタをつくった風刺の効いたコントが主体のお笑いコンビである。

だが、設楽統は舞台にも出ており、ドラマでも脇役ながらも好演している。一方で日村は芸人中心で2人の活動に少しずつズレが生じていることは否めないだろう。

7月13日に放送された「草なぎ剛の女子アナSP2010夏」(フジテレビ)ではフジテレビの女子アナによる「女子アナが選んだ今一番面白い芸人のランキング」が発表された。その結果でバナナマンの2人の評価はかなり違うものとなり、今後の明暗を暗示した形となったのだ。

設楽統は3位とかなり上位に選ばれたのだが、嬉しさを隠せない設楽をさらに喜ばせたのがその理由だった。
高橋真麻アナは「今一番、私を面白くしてくれる人」と評価したが、これは、設楽がいつも彼女に「スーパー面白い」と声をかけているので、その嬉しさからだろう。
また、山中章子アナは「ひとつひとつのコメントは最高に面白い」と高い評価をしたのだが、惜しくも「見た目にインパクトが無い」ことがネックだとした。これは日村と対照的といえるだろう。
そして中野美奈子アナの理由が実に具体的で 「パーツを見ると、浅野忠信さんが出来る。でも、残念ながら、パーツの配置がちょっと違う」というものだった。設楽もこれには複雑な表情で笑っていた。3位ということで、一部分物足りないということではあるが『面白い』と評価されたのである。

一方の日村勇紀はなんと最下位の8位に選ばれてしまった。実は彼は前回のランキングでは1位の座に輝いたのである。その彼がなぜ今回評価が低かったのかが、女子アナたちのコメントから分かる。

宮瀬茉祐子(まゆこ)アナによると「人気はずっと続くが、決して一番面白いというわけではない。息は長いが今後ピークは無い」という。それを聞いて日村が「絶対にメインにはなれないってこと?」と絶望的な表情を見せると、千原ジュニアが「ハッピーターンみたいなもの」とロングセールスを続けるお菓子を例に出して説明した。

さらに松尾翠(みどり)アナはこう言ったのだ。「ブサイク顔に慣れてしまい顔では笑いがとれなくなっている」と、日村にとっては致命的な評価をくだし、「これまでブサイク顔に甘えてきた」と手厳しく指摘したのだ。
そしてトドメが中野美奈子アナの「設楽さんの面白さが際立ち、日村さんが目立たなくなった」というものだ。2人の活躍の場に違いが出てきたことなどから感じられる“実力差”という現実問題をバッサリと斬ってきたのである。しかも、日村に対して、修行に出て1から原点を見直すべきだと「テーマパークの司会などをやってみては」と提案までしていた。

前回は最も面白い芸人に選ばれ、今回は最下位という結果で落ち込む日村だったが、女子アナで「最も芸人を幸せにする」とされた加藤綾子アナと告白タイムを設定してもらえた。だが、これも加藤アナから「嫌です」と究極のお断りをされてどん底に落とされたのである。(本来は「お願いします」と言われて「ごめんなさい」と断るのが通例) バナナマンの2人が下半期をどう乗り切るか? 特に日村の動きに注目したい。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)