6月4日放送の「スッキリ!!」のコーナー「トークッス」に出演した「地球ゴージャス」(岸谷五朗と寺脇康文)が、下積み時代にバイトで経験した心切ない出来事を明かした。
「地球ゴージャス」とは1994年に、当時劇団スーパー・エキセントリック・シアター(SET)の劇団員であった岸谷五朗と寺脇康文が結成したユニットで、舞台を中心に活動している。現在は二人とも個性的な実力派俳優として大活躍であるが、下積み時代の頃はバイトで食いつなぐ貧しい生活であった。
当時の生活を振り返って岸谷は「悲しい生活」と冗談交じりに語っていたが、寺脇の場合は「あの当時のほうが楽しかった」と吐露した。
28歳くらいまでバイト生活だった二人だが、寺脇のバイト時代に経験した切ないエピソードについて岸谷が切り出した。当時、新宿2丁目でバーテンダーをしていた寺脇はモテモテであった。そんなある日寺脇は、2丁目のオカマちゃんに白く分厚い手編みのセーターをもらったのだ。しかし当時の寺脇はそのことを誰にも知られたくないため、そのセーターをもらってすぐにカウンターの下に隠してしまった。
それを見た相手が腹を立て「今着て!」と寺脇にその手編みのセーターを今すぐ着るように迫った。寺脇は渋々そのセーターをカウンターの下から取り出し、みんなの前で着る羽目になってしまった。しかもセーターには強烈な香水の匂いが付着していたという。
「スッキリ!!」MCの加藤やテリーに「付き合ったんですよね?」という鋭い突っ込みをされたものの「付き合わなかった」と寺脇は慌てて否定した。
寺脇と岸谷はその後も息の合ったやり取りをしながら、トークッスで様々な視聴者の質問に答えコーナーを盛り上げていた。「宝物は何か」という質問では、寺脇は「岸谷が宝物」と語った。二人の関係は第三者から見てもとても微笑ましく映る。
そんな地球ゴージャスは7月16日(金)からはじまる”ダイワハウスSpecial 地球ゴージャスプロデュース公演Vol.11『X day』”を控えている。ちなみに7月21日の14時公演では通算500回公演を迎え、16年という長い軌跡がこの公演にはたくさん詰まっている。紆余曲折しながらも、自分を、仲間を、信じ続けた二人の魂がこの公演には吹き込まれているのではないか。
(TechinsightJapan編集部 うずらの珠子)