エンタがビタミン

writer : techinsight

【エンタがビタミン♪】小倉優子が“無表情”でイベントに挑んだワケ。

日テレ系「DON!」に出演している小倉優子が、6月16日の放送で自らの「忘れてしまいたい記憶」について語った。

今年に入って「こりん星終了」を発表した小倉優子だが、それまでは現役の「こりん星のプリンセス」であった。
「DON!」では、その当時の「忘れてしまいたい記憶」を映像つきで紹介していた。

小倉優子と言えば、いつもニコニコでかわいらしく、ゆるい感じのキャラが売りである。しかしその映像は私たちが持っているイメージと全く異なるものであったのだ。

それは2004年の小倉優子のメジャーデビューシングル「恋のシュビドゥバ」のイベントでの出来事である。アイドルと言えば、不自然な程笑顔だったり、無理のあるかわいさをアピールしてしまうところだが、当時の小倉優子は全く違ったものだったのだ。

ステージの上で歌う彼女は恐ろしい程無表情だったのだ。隣に映るバックダンサーのお姉さんの方がいい笑顔をしているのである。一体誰のイベントなのかと思う位に小倉の表情は無に等しい。なぜそんな表情だったのだろうか。イベントに何か不満があったのだろうか。

その原因は、歌唱力の自信の無さからであると小倉は語った。「歌は人前で歌うのが申し訳ない、ニコニコできない。」と当時の心境を打ち明けた。観客のノリノリの心境とは全く正反対の気持ちで歌っていた小倉優子であった。そんな小倉優子をなぐさめる司会者中山秀征であったが、実は以前カラオケで小倉の歌唱力を笑ってしまった本人だ。ますます自信をなくした小倉優子である。

しかし記者はそんな小倉優子を評価したいと思っている。普通であれば歌唱力が低かったら口パクに走ってしまうところだろうが、彼女は堂々と自分の歌唱力と向き合ってステージに立った。そのプロとしての気持ちこそがすばらしいのだ。

確かに歌唱力は低かったが、アイドルとして自分の「加工も何もされていない本当の声」をファンに向けて歌うという気持ちはとても大切である。かわいさも、可憐さも、歌唱力の低さも全てひっくるめて「小倉優子」なのだ。

自らこりん星を消去した現在、何にも依存することなく「小倉優子」は一人のタレントとして輝いているのだ。
(TechinsightJapan編集部 うずらの珠子)