6月16日の「イチハチ」で、頭に血がのぼりやすいと自他ともに認める芸能人たちが集まり、互いに日常でキレたエピソードを披露した。そのメンバーの中に、「キレる」という単語とは似つかわしくない人物がいた。お笑いコンビ・TKOの木本である。
「最近、キレた内容は?」という番組の質問に対し、木本は「頼んだソフトクリームがやわらかすぎた」という、なんとも幼稚な理由を回答した。木本は店員に半ば強制的にフリーザーを見せてもらい、ソフトクリームが自分好みの固さになるよう温度を設定した。そして、フリーザーが冷えるまで1時間ほど待ち、もう一度作り直してもらったのだという。キレやすいというか、どちらかというと執念深いと言うべきエピソードだが、はた迷惑な客には違いない。
その木本の話を受け、さらに勝俣が、木本の執念深さを証言した。ある店にクレームをつけるため深夜営業の時間に電話をしたが、何度かけても誰も出ない。木本が電話をしながら店まで行くと、子機が小さい音で鳴っている。「電話かけとんやから、出ろや!」と、すでにキレている口調で言うと、店員は「すみません、聞こえませんでした」と返答。「親機は?」と聞くと、1階の事務所にあり、夜中は2階の店内にのみ人がいるので、1階には誰もいないのだという。「じゃあ、2階に親機を置け!」と木本が説教すると、店員が適当に「わかりました」と返事をしたので、次の日の夜にわざわざ確かめに行ったら、案の定、親機は2階に移動していない。「店長呼べー!!」と再度ブチギレたところ、今では見事、2階に親機が設置されているのだとか。
本人は、「世直しのつもり」だと再三主張していたが、何もそこまで…と感じた方も多いだろう。おっとりとした外見とは裏腹に、わりと陰険な木本である。意外な一面を知り、人は見かけによらないものだと痛感した。
(TechinsightJapan編集部 畑中 栄美)