今年25年目に突入した『日立 世界ふしぎ発見!』(TBS系列)。司会の草野仁、レギュラーの黒柳徹子、野々村真、板東英二が同局の番組『王様のブランチ』内で、これまでの同番組での出来事を振り返った。そこからは世代の違う4人のチームワークの良さをかいま見ることができた。
まずは板東から「お母さん」と呼ばれているが、「(板東より)7歳しか上じゃないのに、納得できない!」と不満顔の黒柳だ。そんな黒柳が語ったのは“エジプト・ロケ(’87年)”での出来事だ。
スタジオを飛び出して、エジプトのピラミッド前で番組が行われ出演者がラクダに乗って移動する場面があった。そこでなぜか板東だけが、異常なほどラクダに嫌われたらしい。
「板東さんがやっとラクダに乗れたと思ったら、そのラクダが顔を後ろに向けて“プッ、プッ。”って、つばをかけていたわよね~。」と黒柳。ちなみに板東はインド・ロケではゾウと仲が悪かったらしい。
板東いわく「動物は何をするかわからないから信用していない」とのこと。きっと、そんな板東の“動物への不信感”がラクダやゾウにも伝わったのではないだろうか。
司会者として、それぞれ強烈な個性を持つ出演者たちをたくみにまとめ、番組を進行し続けてきたのは、もちろんご存知、草野仁。草野によると、番組が始まった当時、黒柳が「私、歴史と地理が弱いんです。」と言って暇を見つけては図書館に出向き、勉強をしていたという。「それを今も、続けられているんです。」と感心する草野。当の黒柳は「でも何故か、勉強したところは出ないのよ。」と苦笑する。彼女は今でも、そうやって努力し続けているのだ。
今から5年前、やっと全問正解ができた野々村真。彼はこの時、うれしさのあまり番組内で号泣した。その後、番組のレギュラー出演者やスタッフが帝国ホテルで、『パーフェクト・パーティ』を開催してくれたという。
『世界ふしぎ発見!』は世界の歴史や風土を学ぶことのできる、質の高い番組として評価されている。これからも長く私たちを、楽しませて欲しい。
(TechinsightJapan編集部 みやび)