先日行われた「AKB48選抜総選挙」。報道は過熱し、その様子は毎日のようにTV各局で放映されていた。やっと落ち着きを取り戻しつつある今、改めて1位に選ばれた大島優子が『ズームイン!!SUPER』(日本テレビ系)で、インタビューに答えた。子役時代から苦労している大島。そんな彼女に浮かれている言動は全く見られなかった。
「AKB48選抜総選挙」の結果発表の後、大島がイヤと言うほど聞かれたことは「(2位になった)前田敦子との関係が、良好かどうか。」というもの。実の親にまで、心配されたという大島。
実際には、「前田とも他のメンバーとも以前と変わらず結束は固い。」そうだ。しかし、マスコミには憶測で書かれる記事が多く、大島の周りからは「ブログなどで真実を発表したらどうか」というアドバイスがあった。それには、「選挙の結果でメンバーの結束が総崩れするような関係でないことはメンバー自身も、今まで応援してくれたファンのみなさんも分かっている。あえて、私が話すことではない。」と、新リーダーとしての自信をのぞかせた。
実は子役として7歳から芸能界で活動している大島。しかし、たまに再現VTRに出演するくらいで大役には恵まれなかった。17歳の時、「これでダメだったら、芸能界を諦めよう。」とAKB48メンバーのオーディションを受けたのだ。苦労のかいもあって見事合格。まさにこれからが大島の本領発揮かと思われた。
しかし合格した大島にはある悩みがあった。子役時代から1人で頑張ってきて、イヤな思いもたくさんしてきた彼女は「どこかで、足を引っ張られるじゃないか。」と、団体で芸能活動をすることに不安を覚えていたのだ。だがその悩みもメンバーたちと苦楽を共にするうちに、自然に解消したのだ。
彼女の母親からは、「絶対に天狗になるな。いつも謙虚でいなさい。」と常々言われるという。彼女は苦笑しつつ、「ありがたいですよね、キチンと注意してくれる人が身近にいるのは。」と感謝していた。
やはり苦労人は強い。「実るほど頭を垂れる稲穂かな」。大島自身がそのことを誰よりも痛感しているのだろう。
(TechinsightJapan編集部 みやび)