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writer : maki

【エンタがビタミン♪】「木村拓哉が最も嫌悪するキャラにしたかった」。「月の恋人」西谷監督の仰天思惑。

月9ドラマ『月の恋人』で木村拓哉が演じる「葉月蓮介」について裏話が明かされた。西谷監督が葉月蓮介に込めた思いを知った木村拓哉は驚愕したという。さらには「監督はドS」という実体も明かされた。西谷監督が今回のドラマで木村に求めたものとは?

ドラマ『月の恋人』の西谷弘監督(48)はこれまでにもドラマ・映画で名作を残している。ドラマでは、「白い巨塔」、「エンジン」、「救命病棟24時」、「ガリレオ」、「任侠ヘルパー」等々。
最近の映画は、「容疑者Xの献身」(2008年)、「アマルフィ 女神の報酬」(2009年)などがある。木村拓哉も月9ドラマ『エンジン』で過去に仕事を共にしているのだ。そんな木村も今回、彼が演じる「葉月蓮介」に対する監督の思いを知り驚いたというのだ。

ラジオ番組「WHAT’S UP SMAP!」で木村が話したところによると、西谷監督は次のように考えているという。
「木村拓哉が最も嫌悪感を抱くキャラクター。木村拓哉が嫌がるキャラクター」
を演じさせたかったというのである。
これを知った時、木村拓哉は「西谷監督はやっぱり凄い。只者ではない」と感じたという。しかし一方では
「あの目をみたらどう見ても、『ドS』でしょ!」と本音もポロリとこぼした。

ただ、木村はそんな監督に対して第一印象ほどには付き合いにくい人物ではないと感じている。例えば、二人は撮影中は緊迫感を持続するために喫煙室を共にしないようにお互いに配慮するそうだ。しかし、一旦その日の撮影が終了すると、一緒にたばこを吸いながら話すという。
しかも、監督の方から
「いいカット、ありがとうございました」
と声をかけてくるのだ。
監督は木村だけにでなく、スタッフにもそうした配慮を忘れない。以前、スタッフが全員にアンケートをとったことがある。例えば次のような質問である。
Q「最近の一番、高価な買い物は?」
これに対して監督は
A「月の恋人にたずさわれた事」
と答えて、わざと的外れな答えを書きながらドラマへの思いを語った。
また
Q「誰にも言えない秘密は?」
には
A「道端でゴミ箱を蹴ったら、鉄でした」
と、お茶目なところを明かしたりするのである。

木村はそんな監督のさりげない優しさに魅力を感じているのだろう。なんでも忌憚無く相談し、意見してドラマを作り上げていく良い関係ができているようである。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)