歌手の福山雅治がラジオ番組で「僕のすべらない話」として、あるエピソードを紹介した。それは、本家『人志松本のすべらない話』に負けない驚きとユーモアに溢れたものだった。

福山雅治のラジオ番組「SUZUKI Talking F.M.」でのことだ。
きっかけはリスナーからの
「どんな男性を美しいと思いますか？」
という質問だった。
福山は
「例えば、サバンナの野生動物は誰が見ても美しいわけですよ」
と彼が以前アフリカに行った時の話を始めた。
「ガイドさんがシマウマを見に行くと言い出して・・・」
彼は現地のガイドとサバンナに専用の車で向かったのだ。
「シマウマって！？やっぱり野生の動物を見るなら、ライオンとかが見たいわけですよ！」
とその時の彼は不満に感じていたのだ。
現地の者が運転する車に揺られながらそんな事を考えているとガイドさんが
「今から、シマウマを見ても『シマウマ』と口にしてはいけない！」
と言うのだ。
どうやらスワヒリ語でシマウマは『ストップ』を意味するらしい。
やがて、シマウマの集団が見えてきた。福山は初めて野性のシマウマを目にした感動を語った。
「ホントにきれい！野生で鍛えあげられた体はまるで競走馬みたいですね！」
とそれまで馬鹿にしていたシマウマの美しさに感動して叫んだ、
「あーーっ、シマウマ！シマウマ！！シマウマ！！！」
と。
「車がビターッ！と。止まって。
『だから、シマウマって言わないでください！』
って、ガイドさんから言われました」
と福山は語り終えると
「これ、僕のすべらない話です」
と満足そうに言った。

文面では十分伝えきれずに残念だが、さすがMCには定評のある福山だ。
本家のすべらない話で芸人と渡り合えるトークだった。
（TechinsightJapan編集部　真紀和泉）