「DON!」(日本テレビ系)の5月5日の「今日は何の日?」のコーナーは、「中川翔子が生まれた日」だった。
1985年の5月5日に生を受けた”しょこたん”こと中川翔子。オタクで明るいキャラクターは、いまや人気の的だ。しょこたんの半生を特集したこのコーナーで、しょこたんの中には父・中川勝彦の影響が大きいことがわかった。
しょこたんの父・勝彦は、1980年代に活躍した元祖ビジュアル系アーティスト。俳優としても活躍していた。
父は幼少のしょこたんに、水木しげるの「ゲゲゲの鬼太郎」をプレゼントしたり、戦隊ショーに連れて行ったりしていた。
しょこたんもそんな父の影響を受け、マンガや戦隊ヒーローが好きな女の子に育っていく。今の土壌が築かれたのだ。
しかし1992年、父は急性骨髄性白血病に倒れ、闘病生活を余儀なくされる。しょこたんはまだ7歳。父と子の関係はまだこれからだった。しょこたん9歳の1994年、ついに中川勝彦は32歳という若さで帰らぬ人となる。
しょこたんはその後、オーディションに応募してデビューするわけだが、オタク趣味を隠すことに苦悩していた。
そんな折、友人に「80歳まで生きたとしても、人生って3万日しかないんだよ」といわれ、自分らしく生きることに。
ブログもはじめ、独特の”しょこたん語”は話題となった。
そして、歌手としての活動も開始。かつて父・勝彦が立ったステージに自分も立つことになる。
5月8日のブログでは、「DON!」での想いのこもった特集に感謝しているしょこたん。
ただ、初めて見た父の映像があったらしく、「がりがりに痩せて笑顔の中に 覚悟していたこと」にびっくりしたという。
その姿をまっすぐ見るのは無理だったと語っている。
しょこたんはずっと父の面影を背負い続けていくのだろう。「時間はかかるけど 少しずつ その想いの分も 歌いたいです。」という言葉に、父への想いを見た。
(TechinsightJapan編集部 大滝ルカ)