エンタがビタミン

writer : testjournalist

【エンタがビタミン♪】日本一?喜怒哀楽のない俳優・渡辺大に疑問アリ。

4月7日 夜9時よりテレビ朝日系列でスタートしたドラマ「臨場」。前作に続き、警視庁刑事部鑑識課検視官心得(警部補)役で出演の渡辺大。
久々の連続ドラマ出演で、さぞ熱のこもったコメントを発信してくれるのかと思いきや、彼の公式ブログは、その役柄の如く見事なまでにクールなのだ。

「今夜」と題したその日のブログでは、「いよいよ 今夜から「臨場」がスタートいたします テレビ朝日系列で夜9時からです みんな、見て下さい」とたったこれだけなのだ。

自身の役どころや意気込み、さらには見所や撮影秘話などのコメントは一切ないのである。これほど超がつくほどシンプルに、自身出演の番組宣伝をやってのける俳優は日本狭しと言えど彼だけではないだろうか。

いやいやそれだけではない。4月2日のブログでは、なんと女児誕生を「久々のブログでスゴイこと書いてますが(笑)」と断りを入れながらも、「家族がもう1人増えました 女の子です これで家族は4人となりました」と報告している。

ドラマでは、内野聖陽演じる、死者の声を“根こそぎ拾う”凄腕検視官 倉石義男とは対照的な、クールで知性派の検視官 一ノ瀬和之を演じている渡辺。
無骨だが人間味にあふれる熱い男 倉石の影響を受け、人間的に成長していく渡辺の演技と、彼のブログに注目していきたいところである。

まだその存在感は、強烈なオーラを放つほどではないにしても、未知数の才能を期待できる俳優ではある。渡辺自身書くように、2児のパパとなった今、「とっても嬉しい半面、もっともっと頑張らないなーと思い、気を引き締めて頑張っていきたいと思います」と締めている。

丹精なマスクと品格漂う物腰の渡辺。そのお坊ちゃま的なキャラクターを今後どう打ち破っていってくれるのかが、俳優 渡辺大の「俳優」としての幅の広さを問う鍵となるはずである。
(TechinsightJapan編集部 田村圭)