エンタがビタミン

writer : miyabi

【エンタがビタミン♪】若者にも大人気!「また君に恋してる」で起こった、『坂本冬美現象』。

「いいちこ」CMソングとしても有名な「また君に恋してる」。
現在、年代を問わず大人気で「めざましテレビ(フジテレビ)」 “カル調”のコーナーで行ったアンケートで、10~70代での「また君に恋してる」の各認知度はいずれも9割前後と高い。この曲を歌っている「坂本冬美」のコンサートには20代の男性の姿もあるという。

「また君に恋してる」は、2007年に「ビリー・バンバン」が発売した曲を坂本冬美が昨年カバーしたものである。
彼女は、昨年末のNHK紅白歌合戦でこの曲で出演したのを機に売り上げを徐々に伸ばし、オリコン週間シングルチャート3位(2010年4月26日付)まで上り詰めたのである。

「また君に恋してる」が好きな理由は、「曲が覚えやすい」「歌詞に感動した」など様々だ。
歌詞について言えば、「昔の恋愛を思い出す」という中高年の意見が多かった。しかし10代くらいの若い人たちが、この歌詞に共感されたのは何故だろうか?この点を坂本冬美が作詞家にたずねると、「どの年代の人が聞いても、心に響くように(考えて)書いた。」と答えたそうだ。ちなみに坂本は、「過去に色々あったけど、それでも変わらぬ想い。」をイメージして歌っていると話していた。

昔からの熱狂的な坂本冬美ファン(主に50~70代)は、着物を着て演歌を歌う彼女が好きなのだ。カジュアルな服装で、コブシを回さないで歌う坂本冬美に最初は違和感があったらしい。しかし、若者がこの曲を携帯にダウンロードしたり、坂本のコンサートに足を運んだりしてファン層が広がったのも事実だ。本家「ビリー・バンバン」の方も、人気が再び上昇中だ。どうやら、息の長いヒット曲になりそうな予感である。

(TechinsightJapan編集部 みやび)