ひな壇芸人として、最近は「家電芸人」として活躍している「ツッチー」こと土田晃之。愛妻家であり子煩悩ではあるが、厳しい父親の一面を「徹子の部屋」で見せてくれた。

「私、あなたのこと50代だと思ってたわよ。」と笑いながら、黒柳徹子が話し始めた。他の番組で共演した際、話す内容がしっかりしてるので30代とは思わなかったそうだ。彼女の口調や表情から、土田に好印象を持っているのが感じられた。

土田の実の父は強面で、厳格なことはトーク番組で彼自身が披露している。身長が180cm以上ある土田が、今でも父は恐い存在であるらしい。その影響でもあると思うが、自分の子ども（特に男の子）には躾が厳しいのである。
土田の妻が4番目の子供を妊娠した時、つわりが重く１ヶ月ほど入院した時のことだ。
彼は妻の不在の間、家事や残った3人の子供の世話をした。「脱いだパジャマは、洗濯機のところに自分で置いておくこと。」という約束を忘れ、脱ぎっぱなしで小学校に行った長男。帰宅した長男は朝、脱いだままの状態になっているパジャマを見て、血相をを替えて土田の元にきた。「脱いだパジャマは、どうするんだっけ？」と表情を変えずに聞く土田に、「洗濯機のとっ、ところに、も、持っいくんです。（敬語）」と謝る長男に自分でパジャマを洗濯させたそうだ。
一見、厳しすぎるようにも思えるが普段は、子供たちの話に耳を傾け一緒によく遊ぶ父親だ。しかし、1度注意したことを守らなかったり明らかに悪いことをしたときは、その場でキチンと叱るのだ。
土田は昨年、あるアンケート（10、20代対象）で「理想の父親だと思うお笑い芸人」第2位に選ばれている。優しさと厳しさのバランスがとれていて、ぶれないところが選ばれた理由ではないだろうか。
また、実の母親のことを「ババァ」呼ばわりし実際、少年時代は反抗期で迷惑をかけたらしい。しかし現在は、海外旅行を何度もプレゼントしたりする孝行息子だ。この番組の収録スタジオに、母親姉妹と近所のおばさんが招かれていた。
こんなところも、黒柳徹子が土田を好ましく思っているのだろう。

（TechinsightJapan編集部　みやび）