4月25日放送のラジオ番組「内田恭子のウチ・ココ」に出演した依布サラサが、父・井上陽水との意外な共通点について語った。
依布サラサは1983年東京生まれ、井上陽水・石川セリの娘としてこの世に生を受けた。
小さいころから音楽環境に恵まれ、2007年5月にアーティストデビューをしている。
この個性的な名前「依布サラサ」は一体どのようなルーツでついたのだろうか。
依布サラサは本名「井上ニサ」である。名前が二文字の「ニサ」なので、「カオリ」「ユカリ」などの三文字の名前に小さい頃とても憧れたという。「サラサ」という名前は小学生の頃に決めた名前で、本人も三文字にとてもこだわった。
「依布サラサ」は「IFサラサ」という意味もあるという。「もしも私がサラサなら」ということだと語った。サラサはインドの布「サリー」からも由来していて、依衣は「IF」の当て字である。名前も布にちなんだものをつけたかったと語った。
そんな依布サラサはとても言葉に敏感だ。この名前の由来も勿論、言葉の響きをとても大切にしている。それはやはり父・井上陽水の血を引いているからだ。依布サラサ自身も父との仲の良さのエピソードとして
「父と言葉の話で熱く語れる」
と話している。
例えば旅行先での方言の話になると、二人だけでとても熱くなれると明かした。その土地特有の方言などで
「こんな言葉があったんだよ」
と父と娘と熱く語りあえるという。
また先日は井上から
「究極の言葉を見つけた」
と連絡が入り、駆けつけたところ
「曽根崎心中」
について熱く語られたというエピソードを明かしている。
そんな「依布サラサ」は作詞の部分でもかなり注目を浴びている。
2006年には父と一緒に作詞をした「長い猫」という曲で作詞家デビューを果たし、その後も単独として「Salyu」の作詞を手がけたりと作詞家として着々と歩んでいた。
そんな彼女がアーティストとして大きなチャンスをつかんだきっかけはSony Recordsの作詞家部門に匿名でオーディションに応募して合格したことからだった。やはり言葉の響きやインスピレーションに重点を置くというのは父譲りなのではないだろうか。ただ彼女の個性的で独特な詞の世界観は、ただの「七光り」ではない。そこには「依布サラサ」という一人のアーティストとしての世界が存在しているのだ。
(TechinsightJapan編集部 うずらの珠子)