ヨーロッパ西部で猛威をふるった嵐「Xynthia」。少なくとも60人以上が死亡し、最も被害者の多かったフランスでは53人が死亡、引き続き行方不明者の捜索が行われている。

ヨーロッパ西部各地で猛威をふるった嵐「Xynthia」。少なくとも60人以上が死亡した。死亡したのは5人がドイツ、3人がスペイン、1人がポルトガルとベルギー、そして53人が最も被害が大かったフランスに住む人々だった。ドイツで死亡した人々は、殆どが倒れてきた木の犠牲になっている。1人の少年は、強風に煽られ増水した川に落ち死亡した。

フランスではまだ行方不明者の捜索活動が行われていると伝えられており、犠牲者の数が増える可能性もある。嵐の影響で停電した家屋は100万軒以上に及び、フランス国内だけでも17万軒以上が停電し、多くの家屋が床上浸水した。眠っている間に洪水で死亡した人もいたという。

これだけフランスが多大な被害を被った嵐は1999年以来で、1999年には92人が死亡している。
（TechinsightJapan編集部　新谷友海）