日曜日の朝のテレビ番組といえば戦隊モノ、仮面ライダー・・というのが定番の家庭が多いのではないだろうか。これは子どもたちが楽しむ番組と決まっているわけではない。若いお母さん達にもイケメンヒーローが人気なのである。ところが、最近はそんなヒーローに混じって、お笑い芸人の活躍が目立つのだ。
昨年秋から始まった『仮面ライダーW』(テレビ朝日系)は
私立探偵、左翔太郎とフィリップの二人が合体して変身するというこれまでに無い設定だ。
敵の怪人も人間が変身するというストーリーでそれぞれにドラマがあり見ごたえあるものとなっている。
そんな中で風都警察署の刑事、刃野 幹夫(じんの みきお)通称ジンさんを演じるのがなだぎ武(ザ・プラン9)なのである。
彼の場合はR-1などで見せるネタからもわかるように、どんな設定でも演じるのはお手の物だ。
このドラマでも、肩こりもちのベテラン刑事としていい味を出している。
一方、今年の2月14日から始まった新番組『天装戦隊ゴセイジャー』に登場するのが、
お笑いコンビ髭男爵の山田ルイ53世なのだ。
彼はゴセイジャーたちが世話になる天文学者、天知秀一郎(あまち しゅういちろう)を演じている。
ゴセイジャーたちと関わりながら成長していく少年、天知望がこのドラマではひとつの見どころなのだ。
その父親が天知秀一郎なのである。
天文学者という立場ではあるが研究熱心なこと意外はドジな父親という役を上手く演じている。
今のところ、相方のひぐち君は登場していないようだ。
お笑い芸人がドラマに出演することは珍しいことではない。
しかし、同時期に、この朝の『戦隊モノ~仮面ライダー』の帯に芸人が出演したことはないだろう。
この帯からはここ数年、イケメン俳優が誕生していることで知られる。
オダギリジョー、要潤、水嶋ヒロ、山本裕典、佐藤健・・などだ。
脇役とはいえ、芸人もここから俳優としての力を認められる可能性も考えられる。
特に、なだぎ武は即戦力となるので、これをきっかけにドラマ出演が増えるかもしれない。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)