ダチョウ倶楽部の上島竜兵と「竜兵会」による携帯電話TV番組が3月20日から配信される。その新番組「竜兵会の約束」の見どころを上島と会員の関係から検証してみた。
上島竜兵は同番組開始にあたってインタビューで
「(竜兵会が)石原軍団のようになるといいな」
とコメントしている。
だが、現実は厳しい。「竜兵会」のメンバーは上島をある面で尊敬しているが、彼についていこうとは思っていないようだ。
竜兵会とは、上島を囲んで飲み会を開く仲間と位置づけると分かりやすい。
そのメンバーは
肥後克広(ダチョウ倶楽部)、デンジャラス(ノッチ、安田和博)、土田晃之、有吉弘行、すぎ。(インスタント・ジョンソン)らである。
その中でも、上島と関係の深い有吉弘行によると、”上島は日本一の子分肌”だと表現する。
しかも目上の先輩だけでなく、下の者にも子分肌なのだ。
例えば、飲み会の時になんの抵抗もなく有吉の酒を作ったりするのである。
楽屋でも上島が有吉のところへ挨拶に出向くのだ。
有吉はそんな上島を
「ほんとに凄い。そんな先輩いないからね、そんな50歳いないよ」
「小さい男なんだけど、器はでかいのよ」
と分析する。
そういった面では有吉は上島を慕い、尊敬さえしているのだ。
しかし、その反面で有吉はこう話す。
「上島竜兵は金づるだから。売れなくなったときは毎日飲ましてもらったが、そろそろ次のステップに行かないといけないと思ってる」
毒舌芸人の有吉らしい言葉だ。
だが、現実に今では、有吉が多忙になり飲み会にあまり参加していない。
有吉だけではない、土田なども参加が減ったらしい。
以前は劇団ひとりも参加していたが、今はほとんど来ないのだ。
(以上テレビ「ナイトシャッフル(FBS)」を参考)
こうやって、竜兵会のメンバーは上島を踏み台にして売れていくのだ。
しかし、今回の新番組ではその竜兵会のおかげで上島が冠番組を持てるわけである。
メンバーから上島への恩返しができるチャンスである。
ただ、メンバーらもこの番組を踏み台にさらに売り出したいのはいうまでもないが。
そうしたお互いの立場を踏まえて見るとこの番組もより楽しめそうだ。
新番組「竜兵会の約束」は3月20日からBeeTVで毎週火曜日19:00から放送される。
(BeeTVはエイベックスとNTTドコモが運営する、携帯電話専用放送局である)
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)