3隻のフェリーがバルト海上を覆う厚い氷により立ち往生した。フェリーの乗客合計500人近くがフィンランド沖、スウェーデン沖の島へ引き返した。

スウェーデン、フィンランド間を往復するフェリー3隻が、厚い氷に行く手を阻まれてバルト海上で立ち往生した。これらのフェリーはÅnedin Lineの「Birger Jarl」、Viking Lineの「Amorella」、Tallinkの「Sea Wind」の3隻だった。

Birger Jarlは247人の乗客を乗せており、海上で6時間も立ち往生したと伝えられている。砕氷船が時間をかけて氷を割って救出し、Birger Jarlはなんとかフィンランド沖の島Ålandへ引き返す事が出来たという。また、Amorellaは216人の乗客と共にスウェーデン沖のMariehamnへと引き返した。フェリーのオペレーターは、「一体誰がこんなにたくさんの氷が海上にあると予想できる？」とニュースエージェンシーに語った。

フェリーは毎日フィンランド―スウェーデン間を運航しているが、現在運行休止になっている。週末までには通常運航に戻る見込みだ。
（TechinsightJapan編集部　新谷友海）