V6のイノッチこと井ノ原快彦が、バンクーバー五輪で活躍した男子フィギュアスケートの三人にインタビューを行った。選手同士もお互いにメッセージを贈り合い、なごやかなインタビューとなった。しかし、その中で高橋選手が大事なものを失くしたことを明かしたのだ。
井ノ原快彦はテレビ東京のバンクーバー五輪・メインキャスターである。東京のスタジオと、男子フィギュアスケート選手三人が揃ったバンクーバー現地との生中継でインタビューは行われた。
バンクーバーのスタジオから銅メダルの高橋大輔、7位入賞した織田信成、8位入賞した小塚崇彦の三人が質問に答えた。選手同士がメッセージを贈ることになり、パネルに記入したものを紹介した。
中でも印象的だったのが
高橋選手から小塚選手へのメッセージ、
「ソチは君がホープだ!」だった。
これには小塚選手が
「メダルを手にした人からそんなに言ってもらえてありがたい」と感動していた。
小塚選手から高橋選手へのメッセージは
「4回転ジャンプおめでとう」だ。
これも意味が深い。失敗に終わっても4回転を飛ぶことは凄いことなのだ。
そして、小塚選手から織田選手への一言が効いた。
「靴ひもはチェックしておきましょう」である。
織田選手は演技中に靴ひもが切れて話題となったのだ。
織田選手はメッセージに対して
「その通りです」と申し訳無さそうに答えていた。
そして、井ノ原が銅メダルを取った高橋選手に
「(友達から)メールとかが凄いんじゃないですか?」
と聞くと
「実は、こっちに来てすぐ、携帯失くしちゃったんです」
と彼が答えたので、
「えーー、それって、大変じゃないですか」
と井ノ原も驚いてしまったのである。
オリンピックは他国に遠征して、慣れない環境の下で競技に臨まねばならない。携帯電話を失くすなどの不測の事態が起こるとなおさらナーバスになりそうだ。競技前からそうした環境でも集中できる精神力が要るのだ。高橋選手の銅メダルにまた重さが加わった気がした。ところで、携帯電話は見つかっただろうか。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)