オザケンに続き、この人も帰ってくる。「桜」「1/2」などの曲で90年代後半の音楽シーンを盛り上げた女性ソロシンガー・川本真琴が19日に「川本真琴 feat. TIGER FAKE FUR/音楽の世界へようこそ」を発売し、9年ぶりにソロ活動を再開することがわかった。
川本真琴は1974年福井県生まれ。オーディションを経て1996年5月にシングル『愛の才能』でメジャーデビューを果たす。その後は「DNA」「桜」などヒット曲を次々と生み出したが、中でも1997年3月に発売されたシングル「1/2」はアニメ「るろうに剣心」のオープニングテーマに起用され、80万枚近いセールスを記録した。
その後、しばらく表舞台からは姿を消していたが、ユニットを組んで活動をしたり地元でライブをするなど、音楽活動は継続していた。そして今年、およそ9年ぶりにCDを発売し、ソロでの活動を本格的に再開する。現在、新曲PV「アイラブユー」のプロモーションビデオがYouTube上で動画公開されている。
今回公開されたプロモーションビデオの監督を務めたのは、音楽ドキュメンタリー映画『ライブテープ』で東京国際映画祭の作品賞を受賞した映画監督・松江哲明氏だ。撮影は川本の実家がある福島県で行われ、自然体の表情で臨む川本が全編にわたって登場している。
なお、所属レーベルのSonyMusicからは2月24日にベストアルバム「The Complete Singles Collection 1996~2001」が発売されることも決まった。こちらは川本真琴名義でリリースされた全シングルを完全収録しているほか、デビュー前に収録された未発表音源も収録しているという。
「活動再開」と言えば、先月には小沢健二が13年ぶりに全国ツアーを開催すると発表したばかり。今年の邦楽シーンは「90年代リバイバル」が楽しめそうだ。
(TechinsightJapan編集部 鈴木亮介)