「オモシロクナール」という錠剤が昨年から話題となっている。例えば姉妹品ではあるが「ヨクスベール」については、NON STYLE石田明もブログで紹介しているほどだ。これらは芸人のバッファロー吾郎、木村がネタにしていた薬名なのだが、現在は製品化されている。その存在は瞬く間にファンのみならず、芸人達の間でも知られるものとなった。その成分はどのようなものなのか販売サイトの資料から調べてみた。
お笑いコンビ、バッファロー吾郎は2008年のキングオブコントのチャンプである。彼らのコントの中で木村明浩がよく
「大丈夫です、今日はオモシロクナールを飲んできましたから」というネタを使うのだ。
このネタを元に吉本興業は「オモシロクナール」を製品化して販売した。
さすがは、お笑いを主とする会社だけにその商品が洒落ている。本物のような薬の箱に入った薬ビンに錠剤が入っており、見た目は薬なのである。この「スベる諸症状の緩和にオモシロクナ~ル」の商品説明にはこう書いてある。
■このような時は服用を避けてください。
「人が牛乳を飲んでいる時」
「盲腸の手術をしたばかりの人が近くにいる時」
「お通夜や葬式など厳粛な場所に居る時」
・効果には芸歴による個人差がでることもあります。
・スケジュールに空きがなくなる可能性があります。
■効能
・話すたびにバカウケ、爆笑、満点大笑い
・オチで噛まない
・MCの急なムチャ振りでもアドリブが出る
・スベったことでもウケる(スベり笑い)
そして、とどめはその成分表示にあった。
■成分(2錠中)
・ウケテショウガアレフェン、ワライトマラフェン、ミンナエガオナール、ドカンウケルン酸、スベリシラズン酸、コナイウケルノナーゼ、スベルキセン・・
を含んでいるようだ。
ここまで真剣に書かれると効くような気になる。もちろん成分は別にあり、中身はラムネ菓子なのだ。
この「オモシロクナール」、姉妹品「ヨクスベール」ともに人気沸騰で現在は在庫が少ない状態になっている。今後の生産予定は今のところないそうだが、増産を期待する。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)