冬季五輪では歴史の浅い種目だが、一躍注目競技となったのがカーリングである。バンクーバー五輪でも大活躍の彼女たちだが、その話し声が聞こえることに疑問の声が起きている。「敵に作戦を悟られるのでは?」というものだ。テレビ「アッコにおまかせ!」ではこの疑問の真相を探った。
バンクーバー五輪のカーリング競技日本代表は美人ぞろいということから「カー娘。」と呼ばれている。他の競技とは趣を異にする、競技中のフォームやブラシによるスウィープなどが見どころだ。そして一番の魅力は真剣な眼差しと、気合を入れる言葉、そして打ち合わせする時の表情だろう。
しかし、自分に気合を入れるつぶやきや、相談する際の会話などが聞こえるのだ。テレビで観戦する視聴者から「会話が相手に聞こえては、作戦を読まれて不利なのでは?」との声も出ている。
同番組ではその真相を探った。
スタッフが五輪中継の関係者に
「試合中、選手の指示や相談している声がよく聞こえてきますが、相手に聞かれるとマズイのではないですか?」と質問したのだ。
TBSのバンクーバーオリンピック担当者によると
「あの声は、テレビを見ている人だけにしか聞こえません。視聴者が楽しめるように、選手の襟にピンマイクを付けてそれで、声を拾っています。『小声で話す作戦』などは敵チームや、会場の観客にも聞こえません」ということなのだ。
また、お笑いコンビ、ライセンスもカーリングに注目しているようだ。彼らが語ったカーリングの見どころは次の点だ。
「カーリングは紳士のスポーツとされ、暗黙の了解で、反則をしたらその選手の自主申告で判断される。もし、こすってる時に石にバーがあたって動いてしまったら、それは反則となるが、その選手が『私は当てていません』と主張すれば相手もそれを聞き入れるしかない・・」
というのである。
今後、カーリング競技を観戦する際には選手の襟元のピンマイクや、自主申告するかどうか・・・など、注目するところが増えそうだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)