男子フィギュアスケートで銅メダルに輝いた高橋大輔選手にせまる話題となったのが、織田信成選手の靴ひものアクシデントだろう。テレビ「アッコにおまかせ!」ではこの靴ひもに関する新たな事実をつきとめた。
2月21日放送された同番組では「関西大学の先輩と後輩で『明と暗』」と題して高橋、織田両選手の靴ひもを検証した。
織田信成選手(22)は関西大学の4年生である。彼は400円の靴ひもを使用していた。また、高橋大輔選手(23)は関西大学大学院生だ。彼の靴ひもは、1050円なのだ。
ご存知のように、織田選手はフリーでジャンプでの転倒後、靴ひもが切れて演技を中断した。演技中断による減点は2点となる。しかし、彼は7位に入賞したのだ、もし2点の減点がなければさらに順位が上がっていた可能性もある。
スタジオでこの事実を知ったゲストのほしのあきは
「(差額の)650円払っていたらもしかしたら?」と残念そうに話した。
すると勝俣州和が
「650円払うよ!俺が」とやはり悔しそうに叫んだ。
もちろん、これは価格を比較した仮説にすぎないのだが、面白い調査結果だ。
だが、靴ひもに関しての二人の違いはまだある。高橋選手も実は演技前に靴ひもが切れかかっていたのだ。
「フリー前日、靴墨を塗ろうとして片方の靴ひもが切れかかっているのに気付き、コーチの指示で片方だけ取り替えていた」と彼はコメントしている。
一方の織田選手は
「試合前から切れていたが、感覚が狂うので、そのまま結んでやっていた」とコメントした。
この二人の判断はどちらが正しいかの判断は難しい。
スケートシューズを作成した担当者によると
「一流選手ならではの研ぎ澄まされた感性がある。
靴ひもを縛る感覚ひとつで演技にも影響が出る選手がいる。」ということだ。
織田選手はインタビューでもスケートシューズについては一切触れなかった。
このシューズ作成者も
「織田選手の『自分の責任』という言葉には感激しました」と話した。
織田選手には、今回の五輪初経験を糧にして次期、ソチ五輪での活躍を期待したい。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)