「ベストヒットUSA」などで知られるDJ・小林克也がラジオ番組で「ファンモン」ことFUNKY MONKEY BABYSと生放送で共演した。その際に、ファンモンのDJケミカルに興味を持った小林は彼の私生活をさぐりだしたのだ。その内容を聞いた彼は感動してしまった。
FUNKY MONKEY BABYSはファンキー加藤(MC)、モン吉(MC)、DJケミカル(DJ)の三人からなる音楽グループである。一般には「ファンモン」と略称で呼ばれることが多い。
2月13日に放送されたTOKYO FM「TOYOTA SOUND IN MY LIFE 」では、スペイン坂スタジオからDJ・小林克也とファンモンのトークが生放送された。
ファンモンの中でもDJケミカルはDJプレイをせずに手拍子やダンスなどで盛り上げ役に徹することで知られる。今回放送中に、ほとんどしゃべらないケミカルに小林克也が尋ねた。
「ケミカルはずっとしゃべらないんだよね。いつもそうなの?俺の方を見て歯は出してるけど」
と聞くと、彼は答えた
「お客さんが『歯茎見せて』ってパネル出してるんで」というのだ。ファンサービスで笑顔を作っていたのだ。
彼に興味を持った小林は、オフタイムには何をしているかを質問した。
するとケミカルは
「虫の鳴き声とか・・・町の雑踏の音とか・・・渋谷駅からずっと、録音してますね。それを家に帰ってパソコンに貼り付けたり・・」
「フィールドレコーディングっていうんですか」と答えた。
小林克也は
「みんな、知ってた?凄い男だよね」と観客に向かって叫んだ。ケミカルのマニアックなサンプリングに彼のDJの血が騒いだようだ。
他にもケミカルは写真などを記録するのが好きだと話した。
彼は自分の趣味を
「なんかを残すのが好きなんですよね。未練たらしいんですよ」と謙遜していた。
しかし、いつもステージで見る彼からは想像できない、地道な趣味をもっているようだ。サンプリングは今も音楽に活用しているだろうが、写真も今後、CDジャケットなどで発表してくれるかもしれない。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)