お笑いコンビ麒麟の田村裕が印税を使い果たしたと暴露して話題だ。彼は元旦に放送されたテレビ番組では金持ちキャラを披露していたのだ。これから麒麟・田村の金持ちキャラはどうなるのか。
田村裕が著した「ホームレス中学生」が大ヒットしてベストセラーになったのが2007年のことだ。その後、ドラマ化、映画化されその人気はさらに広がった。なにより、麒麟のネタや田村のトークにそれに絡めた「金持ちキャラ」を使えるようになったことが大きかった。しかし、田村がもうそのお金が残っていないと公表して話題となっている。
先日1月18日「baseよしもと」の10周年記念ツアー開幕時の芸人たちの会見でのことだ。田村は「ホームレス中学生の印税はもう使い果たした」と話した。
「印税約6000万円が底をついた」
と明かしており、ネタでもよく使った
「父親が家を買ってくれというので買ってやった」
ことで現在の残額は20万円しかないというのだ。
実は、田村は今年元旦に放送されたテレビ「招福!日本の元旦めでたいスペシャル」にひな壇出演していた。
その際にはまだ金持ちキャラを振り回していたのだ。お笑いコンビ、カナリアがプレゼンするコーナーで、数百万円するであろう漆塗りの巨大コマを紹介して「回しちゃうと買取になっちゃう」からと見せるだけで終わりそうになると、
「俺が金出すから、回せ!」
とひな壇から田村がけしかけたのである。このときは金持ちを気取る田村が周囲の芸人から、どつかれるというオチだった。しかし、今考えるとすでに田村は印税を使い果たしていたはずだ。金持ちでない状況にありながらネタとして金持ちキャラを演じたわけである。
田村は今回、世間に金持ちでは無いことを公表した。これから金持ちキャラをどう捉えていくのか注目したいところである。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)