NHK大河ドラマ「龍馬伝」がいよいよ新年１月３日よりスタートする。キャストも着々と発表されているが、龍馬の父親八兵衛役を演じるのはベテラン俳優の児玉清となった。そんな児玉清が、12月18日にNHK「スタジオパークからこんにちは」に出演した際に福山雅治の龍馬伝にかける思いを披露した。

龍馬伝の配役についてはプロデューサーの鈴木圭が「司馬遼太郎の『竜馬がゆく』ではない、オリジナルな龍馬を作りたい」と話している。
それだけにキャストを見ているだけでも期待が膨らむ顔ぶれだ。
勝海舟（武田鉄矢）、西郷隆盛（高橋克実）、岡田”人斬り”以蔵（佐藤健）、近藤”まんじゅう屋”長次郎（大泉洋）、 沢村惣之丞（要潤）、河田小龍（リリー・フランキー）、平井収二郎（宮迫博之） ・・・と一部を見ても、個性派が並ぶ。

そうした中で坂本龍馬の父親、八兵衛を演じるのは児玉清である。
先日「スタジオパークからこんにちは」に彼が出演した際には龍馬との別れのシーンが特別に流された。
児玉清は木村拓哉主演の「HERO」にも東京地検の検事役で出演するなどベテランの味のある演技を見せてくれる。龍馬伝でも児玉清でしかできない八兵衛を見事にこなしているのはさすがである。
その児玉清が龍馬役の福山雅治から龍馬伝にかける彼の思いを明かされたと言う。

福山はこう言った
「児玉さん、僕はさわやかな龍馬を演じたいんです」
「龍馬伝を見た人たちがさわやかに感じてくれるそんな龍馬伝にしたいんですよ」
と。
そして、児玉を通して視聴者へメッセージも託していた。
「みなさんどうぞ、日曜の夜はさわやかになってください」
児玉清が「福山くんからもらったメッセージです」として伝えた。

俳優の大先輩にこれだけの思いを伝えるのはそれ相当の決意が必要である。
福山はベテラン俳優の児玉清にこそ、自分の気持ちを知ってほしかったのだろう。
龍馬伝がますます楽しみである。
（TechinsightJapan編集部　真紀和泉）