今年の3月に開催された東京マラソンでタレントの松村邦洋が走行中に倒れたことを覚えている人も多いだろう。テレビに出演した石原東京都知事によると、松村は病床の中で思いもかけないことを口にしたと言う。
石原都知事が12月2日放送のテレビ「笑っていいとも!」に出演した。「テレフォンショッキング」への出演で、なんと「いいとも」への登場は25年ぶりというものだった。
いつものようにコーナー冒頭で紹介されるゲストへの花束。都知事宛に届いた花束も紹介され、そのなかに松村邦洋からの花束も。
東京マラソンで一時心肺停止状態になった松村。あの”事件”をきっかけに、都知事との面識が深まったのだという。
松村は3月22日に行われた東京マラソンでコース14.7キロ付近で突然立ち止まり、倒れこんだ。
関係者によると口から泡をふいていたという。
ただ、無謀なマラソンへの挑戦によるものではなく、彼は日ごろから練習をしておりマラソンも初めてではなかった。
松村によると
「トレーニング方法は、自宅から皇居まで歩き走りをして、皇居を走る というパターンです。」
「きつくなると歩いて、また走るというサンド イッチ走法です」
というものだ。
石原都知事もそれは知っていたようで
「あいつは、いつもより速く走ろうとしすぎたのかな」
とコメントしていた。
石原都知事によると、命をとりとめ意識も戻った松村はこう口にしたというのだ。
「この国はどうなるんだ。この国は大丈夫ですか?」
と思いも寄らないことを口走りだした。
さらに
「僕は当然、完走したんでしょ?」
とも言ったのだ。
どうやら完走してから倒れたと思い込んでいたようだ。
都知事によると国を憂う言葉も最近出演するテレビ番組の内容が頭にあったからだという。
石原都知事は
「あいつは、転がった方が速いんだけどな」
と相変わらずの辛口だったが、松村にとって都知事との面識ができたのは怪我の功名だったかもしれない。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)